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バブルよ来い?
夢の終わり。あるいは始まり?
クルマが売れない。と、もはやお約束的なフレーズになっちゃってますが。
贅沢は、やっぱり素敵だ!
ここは、かばん屋さんや家具屋さんのショールームではないです。クルマ、マセラティのショールームです。
一人ではなかなか怖くていけない場所(笑)。だけど、友人が試乗に行くというので、お願いして付いていきました。
マセラティといえば、ラグジャリーな内装も人気。Top画像でずらりと並んでいるのは、シートや内張で使われる皮革の色見本です。ボディの外装の色はもちろん、ホイールのデザインや種類、内装の色や素材など、何十万通りもの組み合わせからオーダーできるのだそうです。さすが!
そして、試乗。
友人が希望したのはクーペタイプのスポーツタイプ。助手席はディーラーのセールスが座り、僕はリアシートに。アクセルを開けた瞬間から轟音につつまれ、フツーのクルマではないことが分かります。僕が座ってるリアシートの下にマフラーがあるおかげで、エンジンの息づかいや鼓動がほとんどダイレクトに伝わってきます。そのエンジンは4.7リッターのV8。いまどきのエコで汲々としたシロモノではなく、古きよき時代の贅沢でスポーティなハートです。
贅沢のカタマリ。でも、家一軒買えてしまうようなフェラーリやロールスロイスほどの放蕩ではない。ほどよい「贅沢感」は、僕みたいな貧乏人でも、頑張れば何とかなるかな、という気にさせます。そのせいか、売上げは好調なのだそうで。セールスも元気です。
趣味のクルマといえば聞こえはいいけど、はっきりいって無駄遣い。だけど、無駄遣いこそ、楽しい。お酒がなかなかやめられないように、こういう趣味も、いちどハマったらやめられません。
人間って、めんどくさくて複雑で面白いなぁ、と改めて思ったのでした。
かわらないひと。
まじか! と思ったよ。だって、オジサンだったんだもん。
千葉で、セブンイレブンに寄ったとき。
むかし風に言うと「イカした」バイクが2台止めてあったんっだ。一台はCB400、もう一台はスズキのGS250だったかな。高い位置に装着されたロケットカウル、真っ白にそそり立つハイバックシート、ぐいっと持ち上げられたハンドル。。。
80年代の「族車」そのもの。
で、その脇で楽しそうに話してた「族」の人が、オジサンだったんだ。
見ためは40代中頃から後半? ニッカポッカに作業服のような上着、だけど、ピシッとキレイ。上着なんか、アイロンがしっかりかかってる。マスクと半キャップ(これもセオリーだね)を取ったら、坊主頭の浅黒い中年男の顔が出てきたんだ。かなりプライドを持ってやっている感じ。
それを見て、昔、取材で聞いた話を思い出した。
学生運動、革マル派の現在の「戦士」の話。
タオルで顔の下半分を隠して、国防色のヘルメットを被って、ハンドマイク片手に駅前で「オルグ」をやっていたそうだ。政治体制への批判、資本主義の矛盾などを、とうとうと語っていたんだと思う。
やがて一段落して、人目につかないところでひと休み。ヘルメットを脱いで、タオルを外し、汗を拭くその顔は、もはやほとんどおじいちゃん。白髪や後退した髪、深いしわ。どう見ても50代、ヘタをすると還暦を超えているかも、という風体だったそうだ。
きっと、1960〜70年代にかけての「闘争」にどっぷりと浸かってしまった人が、そのまま年をとってしまったんだと思う。
やめられない人、変えられない人なんだな、と思った。純粋で一途。バイクの人も、革マル派の人も、そんな歳までやったら、もはややめられないと思うし。
話しかけて、その声を聞いて、やっていることに目をこらして。それを写真とかムービーにまとめたら、きっといいドキュメントができるんじゃないか、と思った。
僕は、どちらかというと、替わらないと生きていけない人。仕事もそうだけど、生き方としても。生きていくうちに価値観なんてどんどん変わったし。
上を向いて、見よう!
ノーベル賞受賞のニュースの翌日は、皆既月食でした。
月食は7時半頃がピークだというのに、ちょうどその頃、クライアント先で打ち合わせ。見られないな、とあきらめてクライアントのもとに行ったら、みんなベランダに出て夜空を見上げているではないですか。
クライアントといっても動物病院。診療が終わって、後片付けもすんで、ほっとひと息。そんなひとときに、まさにうってつけの天体ショーだったわけです。
おかげで僕も、月の光がゆっくりと失われ、赤い星に変容していくさまを眺めることができました。
そういえば、ここに向かう途中、上を向いて空を眺めている人をたくさん見かけました。クライアントに向かう駅で、さらに帰りに通った別の駅でも月食はまだ続いていて、スマホで撮影したり、カップル通し肩を寄せ合ったりしながら、付きの様子をひととき、眺めていました。そんな人たちを後ろから見ながら、「上を向いて歩こう ♪」なんて唄も思い出したり。
ノーベル賞の話題に続いて、なんだかほっとする月の光。昨日から今日にかけてちょっと良いことが続いて、気分もなんだか明るくなりました。
もうすぐ年末、これからもっと、上向きなことが増えてくれるといいな、とも思ったり。
女性の敵は、女性?
日本の女性活躍は、これじゃムリかも。と思ってしまった。
今朝の国会中継、テレビをそのままつけていたら始まっていたので、つい見ていたわけだけど。
蓮舫さんが女性活躍担当大臣の有村さんに質問。
有村さんが、母乳など昔ながらの子育てを主張する保守的な女性の活動団体からの講演を受けていること、さらに、「赤ちゃんのときは母親がつねにそばについて育てるのが基本」「子どもが非行に走るのは、小さい頃に母親の愛情が注がれてないから」など、共働き世帯のライフスタイルを否定するかのような文章を雑誌に寄稿していたことなどを指摘。それに応えて有村さん「私自身、共働きだから」と否定してましたが、そんなこと言ったって大臣夫婦は「高級共働き」なので説得力ゼロ。
ま、先の女性活動団体とかは、単に票田にすり寄ってるだけかもしれないけど。
その他、高市さんが夫婦別姓や非嫡出子の差別をなくす戸籍法改正に反対してるとも。それを聞いて髙市さん、眉をひくひくさせてたり。
ふうん。自民党の女性議員って、かなりガチガチの保守が多いんだね。と、あらためて認識。
蓮舫さんも言ったけど、こんなんで、女性の社会進出が進むのか。
それにしても、女性議員の質問に女性の大臣が、それも2人3人と答える風景は、それはそれで新鮮だった。
モーレツから成熟へ。
昼には雲が切れて、西の方が明るくなっていました。
超強力、風速50メートル以上、といわれた台風18号が関東地方を襲っていきました。
気象庁の発表を見ると、今日の午前中、ちょうど東京上空を通過して行ったようなのですが、実感がありません。
午前中、ずっと打ち合わせていたので、外の様子が今ひとつ分からなかったせいもあります。
でも、お昼に池袋の町をブラブラしたのですが、ゴミや街路樹の枝葉が散乱しているわけでもなく、普段の様子。台風のせいで駅前の東武デパートは、昼の食事時だというのにガラガラ。おかげで、デパートのレストランでゆっくり食事できました(笑)。
今日は月曜日。以前だったら、一週間の仕事のスタートなので、例え超強力な台風が来ようとも、その強風に逆らうように出社する人がたくさんいました。
駅前で傘をおちょこにしたり、びしょびしょのスーツで出社する光景をニュースでよく見ました。
でも今日は全然違いました。9時台の電車はガラガラで、山手線でも座ることができたし。TwitterやFacebookで見る限り、出勤見合わせを要請する会社が多かったようです(ぼくのばい)。学校なども昨日の時点で休校を決めていたようですし。
僕のように、ガラガラのデパートに繰り出してゆっくりウインドウショッピングしよう、なんて不埒な人はいなかったみたいだし。
仕事も大切だけど、万一に備える、リスク回避することも大切。というふうに社会全体が変わってきたように思います。それは、個人の尊重のために。そしてビジネス継続性のために。
モーレツからビューティフルへ。
という名キャッチフレーズがありましたが、本当にそんなふうに、日本全体が成熟してきたのかもしれません。
みつけた!
空がきれいだった!
昨日、金曜日は終日、外出で。事務所にいたら見ずに過ごしている空を、しこたま見ました。
鰯雲。
太陽に照らされてドラマチックな陰影。そして家に帰ってよく見たら、月まで写ってる! すごいハプニング。
そして、新宿で打ち合わせをすませてふと空を見たら、月。
鰯雲の中で、隠れていたヤツが。面白いシーンだったので、つい、パチリ。外人の観光客が、スマホやデジイチで撮ってましたね。日本人は、忙しいのか見慣れているのか、足早にスタスタ。
空や、太陽や、月や、人の、いろんな表情が面白い一日でした。