上を向いて、見よう!

ノーベル賞受賞のニュースの翌日は、皆既月食でした。

月食は7時半頃がピークだというのに、ちょうどその頃、クライアント先で打ち合わせ。見られないな、とあきらめてクライアントのもとに行ったら、みんなベランダに出て夜空を見上げているではないですか。
クライアントといっても動物病院。診療が終わって、後片付けもすんで、ほっとひと息。そんなひとときに、まさにうってつけの天体ショーだったわけです。
おかげで僕も、月の光がゆっくりと失われ、赤い星に変容していくさまを眺めることができました。

そういえば、ここに向かう途中、上を向いて空を眺めている人をたくさん見かけました。クライアントに向かう駅で、さらに帰りに通った別の駅でも月食はまだ続いていて、スマホで撮影したり、カップル通し肩を寄せ合ったりしながら、付きの様子をひととき、眺めていました。そんな人たちを後ろから見ながら、「上を向いて歩こう ♪」なんて唄も思い出したり。

ノーベル賞の話題に続いて、なんだかほっとする月の光。昨日から今日にかけてちょっと良いことが続いて、気分もなんだか明るくなりました。
もうすぐ年末、これからもっと、上向きなことが増えてくれるといいな、とも思ったり。