「個人的に〜」って振って、話したり文章書いたりするのは、なんだか抵抗があります。個人的に(笑)。
だって、どんな話や文章も、個人的な話でしょ。
友だちとの話も、家族の会話も、井戸端会議での話も、飲み屋でのバカ話も、会議で主張する意見も。
年賀状の挨拶から、メールの内容、Twitterのつぶやきも、LINEの会話も、Facebookの投稿も。そして、このブログのエントリも。
私もあなたも、社長さんもヒラ社員も、フツーに話したり書いたりする内容は、ぜんぶ「個人的」な話だ。
それを、もったいぶってるんだか、それとも「これから大事な話をするんだぞ」的なシグナルなのか、単なる口ぐせなのか、「個人的に、それはダメだと思うんです」なーんて。あなたがダメだと思ってることは、たいがい、他の人もダメだと思ってるって。あなただけじゃないぞ。
しかも。
「赤信号を守らないのは、個人的に、それはダメだと思うんです」とか。「個人的に」を入れると、なんだかたいそうなことをいってるような感じになるけど、言う方も聞く方も。だけど、ちょっと考えるとけっこう大したことなくて。そのときの、がっかり感といったら・・・
SNSとかが当たり前になって、それこそ「個人的な」意見やら文章やらを書いたりすることが多くなったせいなのか。
ゆとり教育やらの、「個人尊重」教育が行き届いたおかげなのか。
昼ご飯を食べながら見ていたテレビ、街角の意見はこんな感じ、みたいなコーナーでマイクを向けられたみなさんが「個人的」を連発されていたので、箸を動かしながらちょっとイラッときたのでした。