「それでは、テレビの方々はこれからも、ためになって面白いバラエティ番組を作りつづけてください」
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モノより、感動
錦織くんフィーバー(懐かしい響きだ)が止まりません。今朝の朝刊の一面でしたし(ネタがなかったのでしょうか)、テレビのワイドショーなどでも一斉放送、という感じでした。
テニスに限らず、ひとつのスポーツを長いこと追いかけていると、こんなふうにニョキニョキ、といった感じで伸びる選手がいます。まさに、そのニョキニョキを目の当たりにしているわけです。しかも準決勝は、世界ランキングNO.1相手の勝利です。ゲーム内容も、世界王者に何度もペースを持って行かれそうになったところをグッと踏ん張り、しのいで、そこから反撃して堂々と打ち負かしての勝利です。もう、興奮せずにはいられません。ついに日本からも、こんなに強い選手が現れたのかと、感無量です。
僕と同じように錦織くんの勝利に感動して、そして僕と同じように準決勝のと気WOWOW加入をケチった人(失礼!)がたくさんいたようで、新たに加入申込みする人が殺到しているそうです。
ネットメディアが隆盛になるにつれて、テレビや新聞などの地位低下がいわれていますが、こんなライブコンテンツは、やっぱりテレビが強いと思いました。だって、準決勝のとき契約をケチって、とても後悔しましたから(笑)。感動のコストとして、視聴料2,000円はとても安かったと思います(その後の支払いもあるんですけどね)。
その他、音楽の世界でも、CDの売上げはあまりよくない(去年あたりは伸びたそうですが)一方、ライブイベントなどでのグッズ販売は好調だそうです。夏にはフェスがすっかり定着しましたし、近所の味スタで開催されるライブイベントも増えたようです。僕が住んでいる府中でも、こんなアーティストが!? というライブやツアーも。
「モノからコトへ」、いわゆるコト消費といわれてけっこう経ちますが、錦織くんのWOWOW加入、フェスやライブは、そのいい例だと思いました。
※画像はhttp://www.asahi.com/articles/ASG975FY5G97PTIL33Z.htmlより
ベッドの上からニューヨーク
やった!!錦織くんが世界ナンバーワンを破って決勝へ。勝ち方も見事でした。
そのとき、僕はネット観戦。オフィシャルサイトの速報にくぎ付けになっていました。最初はiPhoneのオフィシャルアプリを通してみていたのですが、画面が小さいのでiPadへ、さらにMacBookAirに、ゲームが白熱するにつれて画面が段々大きくなっていきました(笑)。
1ポイントごとに、ウイニングショットに絡めてデータを交えながら表示されます。サービスエースなら両社のエースの数の比較、フォアハンドのフォース度エラーであればその数など、ポイントを取るたびごとに、画面に映し出され、ずっと見ているとその数字が良くなったり変化していくのが分かります。そんなデータを通して、脳内で見えないゲームを可視化しながら楽しんでいました。
もうひとつ。1セットを取った後、僕が何気にFacebookに流したら、大学時代の後輩がコメントをよこしてきました。以後、錦織くんがゲームやブレイクポイント、セットを取るたびに二人でリアルタイムにチャットして、ドキドキを分かち合いながらゲーム観戦が進みました。
あちらは、当日、WOWOWに急遽加入したそうです。そう、この大会はWOWOWの独占中継。錦織くんが勝ち進んだのと、伊達さんもダブルスで頑張ったおかげで、ここ数日の加入が急増しているとニュースが伝えていました。僕も夜、WOWOWのサイトにアクセスしたら、つながりにくい状態でした。加入はWebでも受け付けていたので、あの晩のネットワークの負荷は相当だったろうと思います。
インターネット、スマホアプリ、データ中継、Facebook。これらを使って、僕は(いつでも寝込んでしまっていいように)ベッドに寝転がりながらニューヨークのこのゲームを“観戦”し、深夜にもかかわらず、日本でBS放送を見ていた友だちと錦織くんの「劇勝」を分かち合うことができました。これらメディアやツールのおかげで、テレビだけのとき以上に楽しめたと思います。
昔だったらテレビにかじり付いてたはずですが、観戦のメディアも状況に合わせていろいろ選べるようになりました。なんだか、良い時代になってきたなぁ、って思ったりもしてました。
次の決勝はこんどこそ、WOWOWに加入しようと思います。実はあの日、面倒くさがって加入しませんでした。だからネット観戦だったのですが、ゲームが進むにつれて何で加入しなかったのか、ちょっと後悔しながら画面上のデータを追いかけていました。インターネットやアプリ上でいくらデータのサポートがあっても、映像の情報量には勝てないですね。
錦織くんは勝ったのですが、こと観戦環境に関して、僕は「負け組」の気分でした(苦笑)。
※画像はhttp://www.usopen.org/en_US/news/articles/2014-09-06/day_13_recap_saturday_shockers.htmlより
ムービー完成?
やばいなぁ、って頭の裏側で冷や汗をたらり、たらりと流していました。
以前、このブログでも書いたGoProの件、ついにムービーが完成しました。特別にアタッチメントを自製して、まさに犬目線で面白いムービーが撮れています。
問題はこのオーサリング。GoProが無償で提供しているツールを使って、病院の先生自身が制作したのですが、これがなかなか、上出来! その内容は、リンク先で見てみてください。
クライアントにコンテンツを作られてしまったら、まさに「メシの食い上げ」です。ま、この1本を作るのにものすごい時間がかかったらしいですが。
僕のミッションとしては、このムービー(というかプロジェクト)をバズらせて、病院の知名度の向上やブランディングなどに活かすことをやらないといけないわけです。
PCは個人の能力や可能性を広げるツールだ、と、以前から言われていましたが、でも、ここまでできるようになるとは!?
でも、僕も負けてはいられません! オモシロイことやるぞー!!
オーバーなクルマ
安全のために、ルールを守らないことにしました。
っていう感じでしょうか。ニュースによればGoogleで開発している自動運転車の開発で、制限速度を超えて走れるようにしているらしい、ということが分かったそうです。スピードオーバーするようにプログラミングされたクルマ、ですね。
人間が運転するクルマ(なんだかヘンな言い方!)と一緒に走るには、その方が安全、と判断したから、というのがその理由だそうです。
確かに、制限速度よりも速いスピードで流れている道なんてざらですからね。そんな中で制限速度で走られたら危なくて仕方ない、ということなでしょう。
それが現実。
だけど本当は、ルール(日本だったら道路交通法)は守らないといけない。守ろうとすると、現実は、危ない。危ないけど、守らないといけない・・・堂々めぐりですね。
コトはアメリカだし、Googleのイノベーション事業なので、何はともあれ、事業化を前提に進めていこうとすると、現実>ルール、なんでしょうね。ルールなんて、現実が変われば変わっていくものだし。
これが日本の企業だったらどうなんでしょう?
ルールはきっちり守るはず。制限が時速50キロなら、1キロたりともオーバーしないシステムにするはず。一方、制限速度を超えて迫ってくる「人間の車」をピュッと避ける仕組みとか、アラームのようなシステムとか、そういう細かいデバイスを作って安全を確保しようとするんじゃないかな。それはそれで、大変だと思うけど。
※画像はhttp://www.gizmodo.jp/2014/08/16_8.htmlより
Google先生は、超キビシー
今日は悲報です (T_T)
AdSenseのGoogleアカウントが停止されてしまいました。
個人の別ブログで運営していましたが、8月末よりアクセスが伸びてきていたので、調子に乗ってAdSenseやら他のアフィリエイトのバナーを変えたり、コチョコチョといじっていました。
仕事のiMacで合間にコチョコチョやっていたのですが、仕事のファイルのウインドウやら他のブラウザやらでゴチャゴチャしていて、「あ、これ面白そうじゃん」なんて思ってポチッと押したりしちゃったのが実は時分のAdSenseで、、、というのが影響してしまったのでしょうか。。。
昨夜、見慣れないメールがGoogleから来て、知らされました。
厳しいとは聞いていましたが、ホント、厳しいですね。でも、それぐらいやらないと、クライアントから信頼を得られないことも分かります。なので、僕ら運営側も、しっかりそれを認識して厳密な運営を心がけないと。
そんなわけで、Googleさん、アカウント回復、よろしくお願いします。m(__)m
今日は錦織くん&伊達さんの全米ベスト4とか、池上さんの朝日コラム問題とか、いろいろ話題があったけど、いちばんショックだったのはAdSense問題だな。
やっていたので、iMacの画面にはいろそんな中で、スマホでの表示を確かめたり、Firefoxでの
かなしい坂
黒澤明監督の傑作「羅生門」のモチーフになった東郷寺の手前に、その坂はあります。京王線多磨霊園駅を南に数分歩いたあたりです。
府中市の碑が立てられていて、そこに由来が説明されています。江戸時代、玉川上水をこのあたりに通そうとしたけれど、何かの理由で水が流れなくなり、計画変更となってしまいました。その責任を問われた役人が切腹を命じられ、辞世の句で「かなしい」と嘆いたことからこの名が付けられたそうです。まさに詰め腹。
この周辺は崖線(がいせん)といって、大昔、多摩川が削った台地です。小金井のあたりで一段、そこから南に行くと、このかなしい坂の周辺でさらに一段、雛壇のような段差のある土地になっています。太古、ここを多摩川の荒々しい奔流が大地を削り取り、そうして残された地形の上に、私たちが暮らしているわけです。
なので、崖線の周辺は微妙な傾斜の坂が多くあり、先の東郷寺も、その傾斜を上手に活かして、黒澤監督が参考にした見事な山門が造られています。
江戸時代の玉川上水も、そんな自然のアンジュレーションに、水の流れを邪魔されたのではないでしょうか。切腹の武士は、多摩川がつくった“わな”のような土地に翻弄された一人かもしれません。
切腹の武士もそんなことを考えていたとしたら、まさに「かなしい坂」です。
※かなしい坂のある東郷寺は、春、しだれ桜の名所。奥に見えるのは山門の屋根です。
ポジティブにいくぜ!
広告って、基本、ポジティブ訴求なわけです。
ウチの製品は、ココが、こんなふうに良いよ! っていうスタンスですね。
あの製品はここがダメ、そこに比べるとウチの製品は・・・っていうのはネガティブ訴求。CMなどのマス広告では、あんまりやりません。ネット広告などはよく見かけますけどね。
広告は、まず「共感」を集めるのが第一のミッション。だから、楽しかったり面白かったりする表現を考えるわけです。
「あれがダメ」「あそこはよくない」なーんて言ってばかりいる人は煙たがられるでしょ。それは広告も同じ。特に日本人はヒトから嫌われることにはすごく敏感なので、それもあって広告はネガティブ訴求はあまりやりません。企業の担当者などは、ちょっと繊細なくらいに気を使っています。
ところが、ブログページなどを見ると、文句と批判のオンパレードなわけです。「あの人が言ってることは間違い」「今どき、あんなこと言ってるようじゃダメ」「そうじゃなくて、真実はコッチ」みたいな。ま、集団的自衛権からキティちゃんは猫じゃなかった!みたいな話題まで、世の中の問題を論議していたりするので、どうしてもそんな論調になっちゃいますけどね。
それはそれで読んでいて面白かったりもしますが。じゃ、僕はどう書こう? と思ったとき、とはいえ、やっぱり明るかったり楽しかったりためになったりする話題を書こう、と思っているんですよ。これでも(笑)。
ところがところが。読み返してみると、ちょっとネガティブなエントリが多いですね。
ネタ探しを兼ねて日常的にブログ記事を読んでいるせいでしょうか。そもそも楽しい話題が身の回りにないからなのか。それとも、社会の今とか将来があまり明るいモノじゃないのか(ちょっと大げさ)・・・。
僕はやっぱりコピーライターだったり広告制作者だったりするので、やっぱりポジティブにいかないと。明るく楽しいネタを集めてきて、それを仕事とかこのブログとか、カタチにしていきたいと、あらためて思ったのでした。
※写真は僕じゃないっす(笑)
アナログは偉いの?
アナログの良さが分かるなんて、偉いねぇ!
と、感心されてしまいました。僕の中学生の子どもが銀塩写真を始めた、と話したときのことです。
何人かに話したのですが、いろいろな反応がありました。
「デジタルはやらないの?」
「面白い子どもだねぇ」
といった反応が一般的。ただ、主に僕より年配の方が一様に、冒頭のような反応をしていました。
ちなみに、うちの子どもはデジタル一眼レフも持っています。お年玉を貯めて買いました。
その上、さらに20年くらい前のフィルムの一眼レフを中古で買ってきました。古い古いモデルなので、エッ?と思うほど安い値段で手に入ります。また、同じメーカーのボディなので、レンズは双方で共用できます(少し制約がありますが)。
僕が昔々、写真部に入っていて、モノクロフィルムの現像やら引き伸ばしをしていて、その話に興味を持ったのかもしれません。
現像の道具は、中古屋さんに行って安く手に入れてきました。また、友人が話を聞いて、いまは使わなくなった引き伸ばし機を提供してくれたりもしました。そんなことであっという間に環境が整ってしまいました。
とはいえ、アナログ一辺倒でもなく、必要なときはデジタルカメラを使って撮影しています。
デジタルにはその場で結果が分かったり、パソコンに取り込んで加工したり、いろいろ楽しめます。
また、アナログは、機械式のカメラで撮るという行為そのものがもはや楽しみです。その後、現像から引き伸ばしまで、すべて自分が計算をして手を下すことができます。デジタルとは違ってやり直しがききませんが、それも適度な緊張感があり、かえって楽しんでいるみたいです。
アナログを知って、デジタルの良さを再確認したり、楽しむ幅が広がったといえます。ちょっとうらやましいような、、、(笑)
なので、冒頭の「偉い」というのは少し違和感がありました。
その言葉の裏に「アナログ > デジタル」という価値観を発言者が持っていることが透けて見えたからです。
アナログはデジタルよりも凄い、それを楽しんでいるのは本当の価値が分かって偉い。そんなステレオタイプ的な意見は、ただデジタルを否定したいだけじゃないか、とさえ勘ぐりたくなります。
※画像は、http://ja.wikipedia.org/wiki/ペンタックスの銀塩一眼レフカメラ製品一覧:35mm判_(KマウントMF機種) より
そんなこと、誰が言い出したの?
タブレット端末の売上げが頭打ち、というニュースがありました。
ざっくり、2014年のタブレット端末の売り上げ予測が2.3億台、成長率がそれほどでもない(6.5%)なので、年間3億台を安定して売り上げているPCは抜けない、というレポートだそうです。
2010年に発売されて5年、ニュースリポートなどで「やがてPCを抜く」などともてはやしていたせいか、今回、“がっかり”という言い方までされています。
そうでしょうか。
僕はiPadもMacBook Airも使っていますが、使用頻度が高いのは圧倒的にMacBook Airです。iPadを買ってすぐから、そんな状態です。
iPadは、確かにデータの閲覧性には優れています。でもそれだけ。スティーブ・ジョブズが言うように、リビングでテレビを見ながら気になったことをネットで調べたり、次の休みにどこに行こうか?と家族で行き先を探したり。そんな使い方がベストにして唯一。
反面、iPadで仕事をする気にはなれません。だって、データの入力装置(キーボード)が貧弱ですし、いざデータを作ってもそれを記憶させる仕組みがOSに用意されていません。データ作成しにくくて、苦労して作ってもしまっておけないわけです。
これはPCの代わりにはならないな、iPadは別の使い方だよね、仕事にはやっぱりPCだな、と、iPadを使い始めてすぐに判断つきました。まぁ一部のサービス業や教育などで適性はあるかも知れませんが。
なので、そんなデバイスがどうして「PCに取って代わる」と予測できるのか、不思議でなりませんでした。iPadなんかさわりもしないままアナリストが“予測”し、それに“ニュース”を作りたいマスコミが乗ったのでは、なんて勘ぐったりもしています。
そんなわけで、今回のニュースを見ても「あぁ、家庭のリビングに行き渡ったんだな」くらいにしか感じませんでした。“がっかり”もしなかったし(笑)。
とはいえ。なくちゃいけない、というモノではないけど、あるとめちゃくちゃ便利ですよ、iPad。