オーバーなクルマ

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安全のために、ルールを守らないことにしました。

っていう感じでしょうか。ニュースによればGoogleで開発している自動運転車の開発で、制限速度を超えて走れるようにしているらしい、ということが分かったそうです。スピードオーバーするようにプログラミングされたクルマ、ですね。

人間が運転するクルマ(なんだかヘンな言い方!)と一緒に走るには、その方が安全、と判断したから、というのがその理由だそうです。

確かに、制限速度よりも速いスピードで流れている道なんてざらですからね。そんな中で制限速度で走られたら危なくて仕方ない、ということなでしょう。

それが現実。

だけど本当は、ルール(日本だったら道路交通法)は守らないといけない。守ろうとすると、現実は、危ない。危ないけど、守らないといけない・・・堂々めぐりですね。

コトはアメリカだし、Googleのイノベーション事業なので、何はともあれ、事業化を前提に進めていこうとすると、現実>ルール、なんでしょうね。ルールなんて、現実が変われば変わっていくものだし。

これが日本の企業だったらどうなんでしょう?

ルールはきっちり守るはず。制限が時速50キロなら、1キロたりともオーバーしないシステムにするはず。一方、制限速度を超えて迫ってくる「人間の車」をピュッと避ける仕組みとか、アラームのようなシステムとか、そういう細かいデバイスを作って安全を確保しようとするんじゃないかな。それはそれで、大変だと思うけど。

※画像はhttp://www.gizmodo.jp/2014/08/16_8.htmlより