新しくなっても、前のままがいい!?

image

すぐに復帰、 原状回復? 

昨日、iPhone5→6に機種変、そのときはiCloudの住所録のデータ程度しか復元してなかったのですが、家に帰ってから、中身を「元に戻し」ました。

iPhone 3GSの時代から母艦として使ってるMacBook Proにバックアップを取っておいたので、それとつないでデータ復元です。

最初の10分ほどでWi-Fiセッティングなど、OS関連の基本的な設定が復元。その後、全部で40GB程度の音楽や画像などのファイルデータが書き込まれて。かかった時間は2時間程度でしょうか。思ったよりスムーズで早かった。

アプリアイコンの並びなども前の「5」のまま。壁紙もTop画像のように元通りになりました。なんのために機種変したの? って思っちゃうくらい(笑)。古いお酒を新しい樽に詰め替えてる、そんなイメージ?

Appleのこれまでの経験から、iCloudやiTunesとかのサポートとの仕組みなどもこなれてきたおかげもあるでしょう。PDCAサイクルが回ってる印象です。特にiPhoneは「固定客」、しかも新機種が出るたびに買い替える「上得意」が多そうなので、買い換えをフォローするこうした仕組みやサービスは重要ですね。

昨日も書いたけど、スマホももはやコモディティ商品なので、新規客を狙う機能やサービスも重要だけど、顧客を囲い込んだり満足度を高めるような施策もこれから大事。

どんな新しい体験をユーザーに提供するか、も大事だけど、新しい機種に変更しても、いかに以前の体験が継続できるか。しかも容易に。ということも地味だけど重要。

そういう意味では、今回、合格点だと思いました。

Android端末はどうなんでしょうねぇ? 同じブランドで機種変、なんて経験がないので分からないんですが(笑)。

全身全霊を込めて、ウソをつく

全身全霊を込めて、ウソをつく。

広告のコピーって、そんなときもある。

旅行のパンフとか、まだできてない製品とか、宝飾品みたいに高価すぎて商品が手元にないときとか。現物を見ないままに書くわけだから、厳密に言うと、ウソを書いていることになる。

だからといって、中途半端な気持ちで書いちゃうと、本当のウソになっちゃう。誰も感動しないし、見向きもされないコピーになる。

だから、全身全霊を込めて、ウソをつくわけ。この商品のいいところはどんなところにあるか、それはユーザーにどんなメリットをもたらすか。血まなこになって探して、仮説を立てるようにコピーを書く。できるだけリアルに。そこに込める

気迫が、説得力に変わる。

本心からじゃなくても、そのときだけでも、本気で口説くと成功したりするでしょ。

ウソも100回言えば本当になる、とゲッペルスも言っていたし。

でも、けっこうむずかしいんだ、これが(笑)。

※画像は正直すぎる例? インターネット広告

そろそろ飽きてきたかなぁ

image

これで何度目の機種変更になるんだろう?
今日、iPhone5から6へのアップデートしてきました。

実を言うと、iPhoneはそろそろ飽きてました。これまでアプリ開発などもやっていたので、最新のiPhoneが必要だったのですが、その仕事も少なくなり、それほど必要性が高くなくなったというのが表向きの理由。
ホント言うと、最近は特にワクワクする機能や使い方の提案がなかったので、「このままでも別にいいんじゃね?」という気持ちがあって。電池もたいして劣化していなかったし。
そんなわけで、これまで使っていた「5」は、契約期間を初めて満了、2年以上使った初のiPhoneでした。電池の持ちなども良好で、このまま使ってもいいかな、と思っていました。

下取りでデータを消しちゃうとき、未練というか愛着みたいな気持ちもわいてきてたし。

iPhoneというかスマホ全体が急激にコモディティ化している、とよくいわれていますが、それを体現しているというか、実感していたわけです。クラウドを使ったデータ共有とか、自宅と事務所、出先でのデータ連係とか、DropBoxやYouTubeのおかげもあって便利になったし、何より「普通」になった。画像やムービーの共有なども、仕事先はもちろん、プライベートの場でもそんなに苦にならなくなったし。

とはいえ、これまでiPhoneをキャッチアップしてきたせいか、「まだ替えてないんですね」「Plusはどうですか」などなど、いろいろ聞かれることが多くて。ここは、僕の“ブランドイメージ”を保つためにも替えないとな(笑)と思っていました。キーボードも打ちやすくなったし。
その矢先、auの下取りセールが今月末まで、という知らせがあり、尻を叩かれた気分に。2年使ったiPhone5(64GB)を34,000円で下取ってくれるなんて、auも太っ腹。

で、その下取り価格表をよく見ると、僕の持ってる「5」の方が、より新しい「5S」より1,000円だけど買取り価格が高いだなんて、僕の足もとを見られているようです(笑)。

贅沢は、やっぱり素敵だ!

image

ここは、かばん屋さんや家具屋さんのショールームではないです。クルマ、マセラティのショールームです。

一人ではなかなか怖くていけない場所(笑)。だけど、友人が試乗に行くというので、お願いして付いていきました。

マセラティといえば、ラグジャリーな内装も人気。Top画像でずらりと並んでいるのは、シートや内張で使われる皮革の色見本です。ボディの外装の色はもちろん、ホイールのデザインや種類、内装の色や素材など、何十万通りもの組み合わせからオーダーできるのだそうです。さすが!

そして、試乗。
友人が希望したのはクーペタイプのスポーツタイプ。助手席はディーラーのセールスが座り、僕はリアシートに。アクセルを開けた瞬間から轟音につつまれ、フツーのクルマではないことが分かります。僕が座ってるリアシートの下にマフラーがあるおかげで、エンジンの息づかいや鼓動がほとんどダイレクトに伝わってきます。そのエンジンは4.7リッターのV8。いまどきのエコで汲々としたシロモノではなく、古きよき時代の贅沢でスポーティなハートです。

贅沢のカタマリ。でも、家一軒買えてしまうようなフェラーリやロールスロイスほどの放蕩ではない。ほどよい「贅沢感」は、僕みたいな貧乏人でも、頑張れば何とかなるかな、という気にさせます。そのせいか、売上げは好調なのだそうで。セールスも元気です。

趣味のクルマといえば聞こえはいいけど、はっきりいって無駄遣い。だけど、無駄遣いこそ、楽しい。お酒がなかなかやめられないように、こういう趣味も、いちどハマったらやめられません。
人間って、めんどくさくて複雑で面白いなぁ、と改めて思ったのでした。

近視眼生活

サラリーマンは、気楽な稼業じゃなくなっちゃいましたね。

さっき、ノーベル物理学賞の中村教授の話題から、日本の科学研究環境の貧困さをテレビで取り上げてました。

昔は、企業は長い目で研究活動を行っていたので、その中にいる研究社や技術者も、腰を据えてじっくり研究できた。そうした基礎的な研究の成果をもとに、イノベーションにつながるような商品開発ができた。

でも最近は短期的な利潤を追求するようになったので、少なくとも3年で何かの結果を出さないといけなった。なので、中村教授のように唯我独尊で研究に取り組むような人材は、かえって邪魔になってきた。

なのだそうです。考えてみれば、技術系の分野だけでなく、営業だって同じような状況だし。

僕らフリーの世界でも、昔は「今回はこの金額でお願い! 次の仕事でリカバーするから」という付き合いがあったけど。最近は案件ごとに割り切ってやっちゃう。だって、「次」があるかどうか、あっても来るかどうか、分からない世情になってきちゃいましたからね。

なんかこう、近視眼になってきてきている感じ。社会も仕事も。社会がそうなってるから、仕事の環境もそうなっているのか。

※画像はhttp://jp.wsj.com/news/articles/SB10345363700595394421004580217231751000648?mod=trending_now_7より

ひとり or いっしょ?

ないものねだり、なんだと思うんですけどね。結局。

先日、1つの大きなプロジェクトが終わって(何と3年がかり!)、ささやかに打ち合わせをしたのだけど。
「こういうふうに、1つのことを最初から最後までやり遂げるのって、いいなぁ」と、あらためて感じちゃったのです。

コピーライターって、いくつも案件を抱えてまして。僕の場合、メーカーとか、卸、ITベンダー、医療関連とか、比較的硬いお客さんが多いんですけどね。で、Webサイトとか商品カタログとか、チラシとか、インタビューとか、とか。
で、一から十まですべて作業に係わる場合と、スタッフとして「ここだけ」っていう仕事も。どちらかというと、後者の場合が多いかな。

なので、プロジェクト終了の達成感って、実はあんまり感じたことなくて。中には、「あ、終わってたんですね」っていう仕事も。僕ひとりのパフォーマンスには限界があるし、他の仕事との関係もあってひとつの仕事をなかなか集中できない、という事情(言い訳?)もあったり。

それに、カタログとか新聞広告とか、紙の仕事の場合、入稿したり印刷してしまえば「コレで終わり」とピリオドが打てますが。ウェブ関係の仕事は、なかなかそうはいかない。ローンチしたらメンテナンスあるし、そうこうするうちに修正とかSEOとか、、、紙媒体を経験してきた者にとっては「終わった感」「やれやれ感」を思うスキがあんまり見当たらなくて。

フリーって、組織に所属しない分、気楽でいいです。でも、たまに(というか最近?)チームでやるダイナミズムとか、チームだからこそ感じる達成感とかも、結構イイよね。と思うようになっています。トシとったからかな?

15分の、10分の、8(あるいは2)

15人ほどのお客さん、そのうち10人が何かの端末を持っていて、8人がスマホ。
いや、この間乗ったバスで。いちばん後ろの席、しかも真ん中に座ったので、前の席の様子が見渡せたのでした。
始発だったので、乗客が座って一段落して、バッグやポケットをごそごそ。そうして思い思いに画面を見だしたのです。

このバスでのスマホ率は、80%。世間的には6〜7割ほど、といわれているので、さすが東京(の、世田谷区)という感じ?
ただ、僕が管理しているサイトで、おおよそのガラケー率を割り出したところ、20〜25%。ネットにアクセスする人の割合で言うと、そのあたりになるのかな、と。

Webサイトを作る、イコール、PCで見る、ということがデフォルトだった。なので、Flashとかmovieとかリッチコンテンツを作って、見る人に「おおっ!」と言わせよう、という企画が多かったけれど、それも今は昔。

PCでもスマホでも見られるレスポンシブとか、サイトによってはそもそもスマホやタブレットに特化して作ったでしょ、というデザインも。
当然、画面というかスペースに限りが出てくるので、これまで以上に情報の整理が必要になるし、言いたいことをパシッと決める必要がある、というわけですね。

※画像は、台風一過の火曜日、きれいだった夕焼けです (^_^)

疑いつつ、仲良く。

image

おいおい、僕のデータは大丈夫?

DropBoxで、ファイルが消えてしまうバグがあることが分かりました。詳しくはここ

僕もユーザーのひとり。仕事のファイルをはじめ、画像やムービーなど、いま見たら90GBくらいは使っていました。最近、利用容量が1TB(僕にとってはほぼ無限大な感じ)まで拡大されたので、それこそ、とめどなく使ってしまっている感じ。
DropBoxと端末は完全同期しているので、端末の容量以上にため込むことはないけど。

こうして利用する容量は増えていますが、決して信頼して使ってるわけではなく。
おととし発生した「ファーストサーバ事件」で、プロも間違っちゃう、ということを知ったので、あれからますます疑心暗鬼に。端末側でもバックアップはきちんと取っています。事務所のiMac、自宅兼モバイル用のMacBookAir、両側でAppleのアプリケーション(Time Machine)を使って随時バックアップ。さらに画像など重要データは別のメディアにも。
幸いにして、こうしたバックアップデータが必要になったときはないけど。

思い起こせば、以前はOSやアプリケーションが不意に落ちて、せっかく入力していたデータがパーになって、それを防ぐためにセーブをこまめに取ったりしてたりしてたよね。端末レベルだった疑心暗鬼の関係が、今回はCloudのレベルまで行った、ということなのか。

そんなふうに、PCとは疑いながら仲良くする、っていうスタンスがやっぱりいいのかな、とも思ったりしたのでした。

※画像は https://www.dropbox.com/features/linksより

かわらないひと。

まじか! と思ったよ。だって、オジサンだったんだもん。

千葉で、セブンイレブンに寄ったとき。
むかし風に言うと「イカした」バイクが2台止めてあったんっだ。一台はCB400、もう一台はスズキのGS250だったかな。高い位置に装着されたロケットカウル、真っ白にそそり立つハイバックシート、ぐいっと持ち上げられたハンドル。。。
80年代の「族車」そのもの。

で、その脇で楽しそうに話してた「族」の人が、オジサンだったんだ。
見ためは40代中頃から後半? ニッカポッカに作業服のような上着、だけど、ピシッとキレイ。上着なんか、アイロンがしっかりかかってる。マスクと半キャップ(これもセオリーだね)を取ったら、坊主頭の浅黒い中年男の顔が出てきたんだ。かなりプライドを持ってやっている感じ。

それを見て、昔、取材で聞いた話を思い出した。

学生運動、革マル派の現在の「戦士」の話。
タオルで顔の下半分を隠して、国防色のヘルメットを被って、ハンドマイク片手に駅前で「オルグ」をやっていたそうだ。政治体制への批判、資本主義の矛盾などを、とうとうと語っていたんだと思う。
やがて一段落して、人目につかないところでひと休み。ヘルメットを脱いで、タオルを外し、汗を拭くその顔は、もはやほとんどおじいちゃん。白髪や後退した髪、深いしわ。どう見ても50代、ヘタをすると還暦を超えているかも、という風体だったそうだ。
きっと、1960〜70年代にかけての「闘争」にどっぷりと浸かってしまった人が、そのまま年をとってしまったんだと思う。

やめられない人、変えられない人なんだな、と思った。純粋で一途。バイクの人も、革マル派の人も、そんな歳までやったら、もはややめられないと思うし。

話しかけて、その声を聞いて、やっていることに目をこらして。それを写真とかムービーにまとめたら、きっといいドキュメントができるんじゃないか、と思った。

僕は、どちらかというと、替わらないと生きていけない人。仕事もそうだけど、生き方としても。生きていくうちに価値観なんてどんどん変わったし。

あんな風に、ひとつのことにずっと打ち込む(?)のは、僕はできないことだし、ある意味、うらやましいとさえ思う。
とはいえ、彼らは彼らなりに悩みとか辛いこともあるんだろうけど。 

どこまで危ない?

応募を増やそうとすると、セキュリティが気になる。
セキュリティを気にすると、応募を集めにくい。

なんだかハムレットの気分。

仕事のウェブサイトでプレゼントキャンペーンを始めたのですが、思ったより応募が増えません。

Webの担当の意見を聞いて応募に必要な入力の項目を増やしました。スパムを防止する目的からです。最近は悪質になっているので、セキュリティ対策は欠かせません。

ただ、募集対象は主に中高年になるのですが、入力の項目が多かったりで少しハードルが高いかな、とも思っていました。

うーん。どうしようか。

締め切りまでには少し時間があるので、さらにリファインしなければ。

※画像は今年8月の総合火力演習の様子