近視眼生活

サラリーマンは、気楽な稼業じゃなくなっちゃいましたね。

さっき、ノーベル物理学賞の中村教授の話題から、日本の科学研究環境の貧困さをテレビで取り上げてました。

昔は、企業は長い目で研究活動を行っていたので、その中にいる研究社や技術者も、腰を据えてじっくり研究できた。そうした基礎的な研究の成果をもとに、イノベーションにつながるような商品開発ができた。

でも最近は短期的な利潤を追求するようになったので、少なくとも3年で何かの結果を出さないといけなった。なので、中村教授のように唯我独尊で研究に取り組むような人材は、かえって邪魔になってきた。

なのだそうです。考えてみれば、技術系の分野だけでなく、営業だって同じような状況だし。

僕らフリーの世界でも、昔は「今回はこの金額でお願い! 次の仕事でリカバーするから」という付き合いがあったけど。最近は案件ごとに割り切ってやっちゃう。だって、「次」があるかどうか、あっても来るかどうか、分からない世情になってきちゃいましたからね。

なんかこう、近視眼になってきてきている感じ。社会も仕事も。社会がそうなってるから、仕事の環境もそうなっているのか。

※画像はhttp://jp.wsj.com/news/articles/SB10345363700595394421004580217231751000648?mod=trending_now_7より

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