会社があるから働く、働くから会社がある?

会社主義と、個人主義の食い違いかな、と。

ノーベル物理学賞で日本人の研究者3名の受賞が大きなニュースとなりました。でもその中の一人、中村修二教授をめぐる「風評」が聞こえるようになった。

曰く、
長年、会社に面倒をみてもらったのに・・・
研究成果が認められないと、後ろあしで砂をかけるようにアメリカに行っちゃったじゃん!
訴訟騒ぎまで起こして、しかも大金をせしめて!
アメリカではたいした成果は残してないし
などなど。

そういう意見をネットで拾って読んでいたら、何となく昔の価値観を感じたわけ。

「お前の話を人が聞いてくれるのは、会社の社名が名刺に刷られてるからだ」なんて、よくセールスの教訓などで聞くわけ何だけど。会社のネームバリューや庇護があるから、俺らはこうして仕事できてるわけだ。なんて先輩の社員が説教垂れてたわけです。

そういう、会社中心主義のような考えがにじみ出てるような。

会社という傘があって、その下に個人が集まって、会社を動かすのか。
特徴やスキルのある個人が集まって会社を形成し、動かしていくのか。

ベンチャーとか新規事業展開などは、後者だと思うんだけどね。

※画像はhttp://credo.asia/2014/10/10/blue_led/より

「お約束」のブログアップです(笑)

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「無事に家に帰って、ブログアップするまでが、お約束ですからねー」

12日のいちばん面白かったフレーズ。サーキット走行会でのことです。

サーキットを走りたくて、クルマをSUVからスポーツタイプに替えました。最近はサーキット走行会がいくつも行われていて、気軽に参加できます。普段乗っている自分のクルマでサーキットを走ろうというモノで、費用は一回につき2万円ほど。レースではないので、その分事故はほとんどないのですが、危険なことには違いないので、ヘルメット装着などいくつかお約束はあります。

その最大のお約束が、冒頭だと主催者は言ってました。

クルマに乗る人が減っています。ということは、こういう「遊び」をする人も減っているわけで。レース関係者はかなり危機感を持っています。最大イベントのF1でさえ、鈴鹿サーキットで過去50万人規模の動員を誇ったのに、今は15万人規模にシュリンクしています。

各地のサーキットで開かれている、こうした走行会のような小さなベントから地道にファンを増やすことが、業界全体を持続発展させるための第一歩と位置づけているのだと思います。

この日は無料スイーツビュッフェやヘアスタイリストによるカット&アレンジといった催し物も用意されていました。クルマに乗ってきた本人だけでなく、いっしょに“連れてこられた”奥さんや彼女、子どもたちも楽しめるように、との配慮だそうです。

さらに、こうしたイベントがあること自体をクチコミで広めてね、ということから、「ブログアップまでがお約束」なのだそうです。

というわけで、僕もこのブログを書いているわけです(笑)。

なにがPlus?

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デカくなさそうだけど、デカいなぁ。

仕事の都合でiPhone6 Plusを借りられたので、じっくりさわってみました。店頭でも触ってみたのだけど、盗難防止用のワイヤーが邪魔だったり、後ろで触りたそうに待ってる人が気にかかったりで、ゆっくり触れなかったのでちょうどいい機会でした。

画面はデカければデカい方がいい、と思っていたので、買うなら実は「Plus」の方かな、と思っていました。

案の定、表示が大きく見やすい。ウェブサイトの情報も見やすい、読みやすい、探しやすい。画面が大きくなったおかげで、キーボードも大きくなった。ということは、今のiPhone5のように、キーボードが小さくてつい押し間違え、打ち直そうと思ってまた打ち間違えてイライラ、まったくもう、ということが少なくなりそうです。

僕がいつも使うキーボードはパソコンタイプ。短文はタテ位置のまま、長文になるとヨコ位置にして使います。そうすると両手でサクサク打てるようになります。

で、Plusを横にしてみたところ、何と、キーボードのキーの種類が増え、「、」「。」も、デフォルトの状態で表示されています。これまでは「地球マーク」を一回タップして記号のキーボードに変更しないと句読点は呼び出せませんでした。句読点って、いらないようでいて、けっこう必需品。それを打つのにキーボードをいちいち切り替えないといけないなんて、けっこう不満に思っていました。ただ、画面が小さいので、仕方ないかな、とも。

でも、「6」になって、そんな煩わしさもなくなったわけです。画面が大きくなったことのまたひとつのメリット。僕にとってだいぶ使いやすくなりました。

とはいえ、指が届かない! 画面が大きすぎて、持ったそのままの状態で、押したいところが押せないのです。これは、縦に持ってアプリを操作しているときもそうだし、キーボード入力のときもそう。特位置で両手で持って、キーボード入力するときも、親指をぐいっと伸ばさないと押せないキーがあったり。

家族が持ってるiPhone5Cと並べると、そんなに大きそうには見えないんですけどね。確かめたところ、素の(?)iPhone6のキーボードもヨコ位置に句読点キーが標準になったそうです。

だったら、そっちかなぁ、と思い始めています。

上を向いて、見よう!

ノーベル賞受賞のニュースの翌日は、皆既月食でした。

月食は7時半頃がピークだというのに、ちょうどその頃、クライアント先で打ち合わせ。見られないな、とあきらめてクライアントのもとに行ったら、みんなベランダに出て夜空を見上げているではないですか。
クライアントといっても動物病院。診療が終わって、後片付けもすんで、ほっとひと息。そんなひとときに、まさにうってつけの天体ショーだったわけです。
おかげで僕も、月の光がゆっくりと失われ、赤い星に変容していくさまを眺めることができました。

そういえば、ここに向かう途中、上を向いて空を眺めている人をたくさん見かけました。クライアントに向かう駅で、さらに帰りに通った別の駅でも月食はまだ続いていて、スマホで撮影したり、カップル通し肩を寄せ合ったりしながら、付きの様子をひととき、眺めていました。そんな人たちを後ろから見ながら、「上を向いて歩こう ♪」なんて唄も思い出したり。

ノーベル賞の話題に続いて、なんだかほっとする月の光。昨日から今日にかけてちょっと良いことが続いて、気分もなんだか明るくなりました。
もうすぐ年末、これからもっと、上向きなことが増えてくれるといいな、とも思ったり。

女性の敵は、女性?

日本の女性活躍は、これじゃムリかも。と思ってしまった。

今朝の国会中継、テレビをそのままつけていたら始まっていたので、つい見ていたわけだけど。

蓮舫さんが女性活躍担当大臣の有村さんに質問。

有村さんが、母乳など昔ながらの子育てを主張する保守的な女性の活動団体からの講演を受けていること、さらに、「赤ちゃんのときは母親がつねにそばについて育てるのが基本」「子どもが非行に走るのは、小さい頃に母親の愛情が注がれてないから」など、共働き世帯のライフスタイルを否定するかのような文章を雑誌に寄稿していたことなどを指摘。それに応えて有村さん「私自身、共働きだから」と否定してましたが、そんなこと言ったって大臣夫婦は「高級共働き」なので説得力ゼロ。

ま、先の女性活動団体とかは、単に票田にすり寄ってるだけかもしれないけど。

その他、高市さんが夫婦別姓や非嫡出子の差別をなくす戸籍法改正に反対してるとも。それを聞いて髙市さん、眉をひくひくさせてたり。

ふうん。自民党の女性議員って、かなりガチガチの保守が多いんだね。と、あらためて認識。

蓮舫さんも言ったけど、こんなんで、女性の社会進出が進むのか。 

それにしても、女性議員の質問に女性の大臣が、それも2人3人と答える風景は、それはそれで新鮮だった。

モーレツから成熟へ。

昼には雲が切れて、西の方が明るくなっていました。

超強力、風速50メートル以上、といわれた台風18号が関東地方を襲っていきました。
気象庁の発表を見ると、今日の午前中、ちょうど東京上空を通過して行ったようなのですが、実感がありません。
午前中、ずっと打ち合わせていたので、外の様子が今ひとつ分からなかったせいもあります。

でも、お昼に池袋の町をブラブラしたのですが、ゴミや街路樹の枝葉が散乱しているわけでもなく、普段の様子。台風のせいで駅前の東武デパートは、昼の食事時だというのにガラガラ。おかげで、デパートのレストランでゆっくり食事できました(笑)。

今日は月曜日。以前だったら、一週間の仕事のスタートなので、例え超強力な台風が来ようとも、その強風に逆らうように出社する人がたくさんいました。
駅前で傘をおちょこにしたり、びしょびしょのスーツで出社する光景をニュースでよく見ました。

でも今日は全然違いました。9時台の電車はガラガラで、山手線でも座ることができたし。TwitterやFacebookで見る限り、出勤見合わせを要請する会社が多かったようです(ぼくのばい)。学校なども昨日の時点で休校を決めていたようですし。
僕のように、ガラガラのデパートに繰り出してゆっくりウインドウショッピングしよう、なんて不埒な人はいなかったみたいだし。

仕事も大切だけど、万一に備える、リスク回避することも大切。というふうに社会全体が変わってきたように思います。それは、個人の尊重のために。そしてビジネス継続性のために。

モーレツからビューティフルへ。
という名キャッチフレーズがありましたが、本当にそんなふうに、日本全体が成熟してきたのかもしれません。

バーチャルも大事、リアルも大事。

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昨日の日曜日は、富士吉田で開かれたクルマ好きのイベント「富士トリコローレ」に参加してきました。どしゃ降りだったのに、けっこうな人とクルマが集まりました。

台風の影響で朝から雨がザーザー降るバッドコンディション。
そんな中でも、クルマ好きが大勢集まって、雨が降って寒いことも忘れてしゃべったり、他の人のクルマを見たりして楽しんでました。

今回は、イタ車と呼ばれるイタリア車、それも最近のクルマが中心のイベントでした。こういう感じで、ドイツ、フランスなど、輸入元の国別に開かれるイベントがあります。国産でもメーカー別や車種別、地域別などで小さいイベントがたくさん開かれています。その他に、オープンカーだけのイベント、クラシックカーなど年代別などなど。
さらに、サーキットやジムカーナ場を借り切っての走行会、ランチミーティングなど、体験型のイベントもいっぱい。
また主催者もメーカー自身をはじめ、オーナー有志、販売店やショップ主催によるもの、自治体イベントの協賛など多種多彩。

ホンダが少し前に作ったスポーツカー「NSX」のオーナー有志がミーティングを開いたら、それを聞いた栃木県警が自分たちが持っているNSXのパトカーを“出動”させた、というエピソードもあったそうです。日本の警察も、なかなかやります!

インターネットのおかげで、いろんな人があっという間につながるようになってきました。僕がこの日一緒だった人たちと知り合ったのも、クルマ好きのSNSのおかげ。スマホやパソコンで、画面上でやり取りしているだけでもけっこう楽しいモノです。

でもこうして会って話して、一緒の時間を過ごすと、もっと楽しい。
降りしきる雨の中、インターネットのバーチャルの効用と、リアルに会うことの大切さ、その両方をあらためて感じた一日でした。

※画像は、昨日は雨でそんなに撮れなかったので、今年4月に僕が参加した「アバルト・ドライビング・アカデミー」のワンカット。

みつけた!

空がきれいだった!

昨日、金曜日は終日、外出で。事務所にいたら見ずに過ごしている空を、しこたま見ました。

鰯雲。

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太陽に照らされてドラマチックな陰影。そして家に帰ってよく見たら、月まで写ってる! すごいハプニング。

そして、新宿で打ち合わせをすませてふと空を見たら、月。

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鰯雲の中で、隠れていたヤツが。面白いシーンだったので、つい、パチリ。外人の観光客が、スマホやデジイチで撮ってましたね。日本人は、忙しいのか見慣れているのか、足早にスタスタ。

空や、太陽や、月や、人の、いろんな表情が面白い一日でした。

ヒステリック・ジャーナリズム

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「噴火に備える登山」みたいなテレビ番組の小ネタよく見るようになったけど。

どの番組も噴火とかその対策とかばっかりクローズアップしてるけど、時節柄仕方ないとは思いつつも、そんなのレアケース。

それより、雨が降れば地すべりや川の増水があるし、落雷、雹、突風、さらに滑落とかも。ふもとは雨でも登ると雪になったり、それが積もるとただでさえ厳しい山道がもっと歩きにくくなって体力がどんどん失われて最悪、身動きが取れなくなる。天気なんて毎日、刻々と変わるし。暑くなったり、寒くなったり。

そうこうするうち日が沈んじゃうと、真っ暗になって方向が分からなくなるし、クマとかの出没も!

要は、山って危ないんだよ。だから、いろんな危険を全体的に考慮して、少しでも安全に、っていうなら分かるけど、「火山弾を避けるにはヘルメットが有効。最近は折りたたみ式もある」って、レポーターからマジ顔で教えてもらってもねぇ。視点が偏りすぎ。

何かあるとすぐに対策などの情報を出すようになったのはいいけど、ヒステリックな感じで情報に深みというかありがたみがない。この手の安全とか安心とかいう話題は特に。最近でいうと、デング熱とか、インフルエンザとか、ちょっと前だと放射能とか。ぜんぶそんな感じ。

※写真は御嶽山噴火、1週間前に登った那須・茶臼岳。山頂付近からは、水蒸気がつねに噴出していた。

紙のクセ。

どうもね、みんな紙のクセから抜けらんない。

今日の打ち合わせで出た、グチです。

メディアがWebとかSNSになって、いつでも誰でも発信できるようになって。パブリシティとかも機動的にできるようになったのに。

でも、いざ発信しようとすると、企業の担当者もヘタすると僕らもなんだか慎重になっちゃって、「写真はこれでいいの?」「内容に不足ない?」って逡巡して、リリースが遅れてしまったり。このタイミングで出したかったなぁ、っていうことがあったり。

デジタルなので、いつでも加筆・修正できるから、とり急ぎ発信して、足りないことは後から足すとか、そういうことでもいいはずなのに。もちろん、言ってはダメなこと、不適切なことはNGに決まってますが。

紙のときからのクセで、発信しようとするときにどうしてもビビッてしまう。紙の、印刷の時代からのクセみたいなものなのでしょうか。

そういうハードルも越えないと、ホントの意味でのデジタル化が進んだとは言えないのかも、と思ったりしました。