メディアが変われば、言い方も変わる。

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CDになって、曲の作り方を変えた。

と、小室哲哉さんが以前、インタビューで話していました。ヒット曲を連発していた頃の“秘話”という感じだったでしょうか。

それまでのレコードからCDになって、好きな曲、自分が聴きたい曲をすぐに呼び出せるようになりました。

でも反面、つまらない、聞きたくない曲は、有無を言わさず聞き飛ばせるようにもなったわけです。

小室さんはそこに気付いて、「じゃ、聞き飛ばされないような曲にすればいい」という曲作りをしたそうです。いきなりサビから入る彼の楽曲は、そういう理由から生まれたそうなんです。

なるほど。レコードの時代(いまの人はほとんど知らないんだろうな:笑)は、曲を飛ばそうとすると、曲と曲の合間にあるちょっとした溝を狙って針を落とす「テクニック」が必要でした。へんなふうに針を落としたら溝というかレコード盤を傷つけるので、ちょっとドキドキしたり。また、それをダビングするのも至難の業で、右手で針を持って、左手でカセットテープの録音スタンバイして・・・今から考えると、お笑いですね。

でも、CDというかデジタルになったら、それこそ片手で寝っ転がりながらでもできるようになったわけで。当然、聴き方、楽しみ方は変わりますよね。

そんなメディアの変化に合わせて曲作りを変えた、というのが、彼の成功のポイントだったわけです。まさに、ピンチはチャンス!

これは、僕みたいにコピーを書く人間にもとても参考になった話です。メディアに合わせて言い方を変える、考えるクセがつきました。

少なくとも、メールの書き方が変わりました。小室さんじゃないけど、いきなり本論から書くようになりました。メールって、みんなできれば早く主題を知りたいですからね。

最近では、Webページのほかに、ムービーとかSNSとか、いろいろなメディアがどんどん使われるようになりました。それぞれ、閲覧のスタイルや読者の受け入れ方が違うので、それを想定しながら、言い方を変えています。

どんなふうにするか? それは直接僕に聞いてください!

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