朝日新聞、部数減がものすごい?

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「給料が11万円下がった! これでは生活できないので、この仕事はやめて、別の仕事をやることにした」

と、朝日新聞の販売員、つまり配達の人がウチに来て言ってました。先週のことです。

理由なく給料が下がることはないので、去年からの誤報騒ぎに端を発した解約と、それによる販売店の売上減から賃金カットが起こっているのでは、と。それも11万円も下がるということは、どれだけ部数が減っているんだ? 

そんな販売現場の混乱を尻目に、朝日の本体、というか記事の作り方はあんまり変わってないようで。福島原発、吉田証言の歪曲記事問題で発言してきた門田さんも、こんなふうにブログに否定的に書いてたりします。

先のISILの人質テロ問題でも、状況の解説もそこそこに、安倍首相を批判し、敵に迎合するかのようなトンチンカンなことを言ってるのは、主に朝日系の人に多かった気がするし。 

三つ子の魂百まで、という感じかな。 

事実を伝えるニュース報道よりも、まず自分たちの「立ち位置」があって、その視点から「事実をわざと曲解してでも」記事を作ってメディアに載せる。 そういう彼らのやり方は、これからも変わらないんだろうな。 

だとすると、販売店員の給料の急降下も、止まらない!?

ちなみにわが家は、朝日新聞を先月解約。それまで15年以上はとっていたかな。 いちおう書いておくと、ウチの場合、販売員の「再勧誘」にもハンコを押すことはなかったです。

販売店ではそういう長期契約者を選んで再訪問しているんだとか。

「いつからでもいいので、また講読してもらえませんか」と。長期契約者なら愛着とかもあって、再契約の“脈”がある、と踏んでいるんでしょう。実際、僕は朝日の活字に慣れてしまっているので、ほかの新聞の活字はちょっと違和感があったりします。 

販売店は退職金も出してくれないんだとか。経営が苦しいのか、もともとそういう規則だったのかは聞き忘れたけど。ただし、そうやって元の購読者の家を回って契約が取れれば、それが「退職金がわり」になるんだとか。自分の退職金を、自分で稼がないといけないのか! 

その販売店、販売員がバイクで転倒したときに労災に入っていなかったことが発覚、それもこの仕事を辞める理由になったんだとか。  

で、その販売員、この仕事を辞めたあとは、福島に仕事を見つけたのだそう。「福島」でケチを付けた(慰安婦の方がダメージ大きいけど)朝日新聞のせいで福島に行くなんて、妙な巡り合わせだよなぁ。

※画像は本文と関係ないです。ちなみにここから転載→http://www.lococom.jp/mt/si121235/

あの、朝日新聞が・・・

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どこがやってるの? と思って調べたら“あの” 朝日新聞でした。
サイトの中をよーく見に行かないと企業名が書いてないのは、昨今の風潮に気兼ねしたの? なんてイジワル気分にもなってしまうけど。
ニュースを掲載するだけでなく、記事に対して読者からの疑問や要望を受け付け、朝日新聞の記者がさらに取材をし、記事を加筆したりする、という新スタイル。SNSの双方向+マスコミの取材力、みたいな?
例えば、、、
10月6日に寄せられた読者からの質問に答えて、10月17日に下記の時事が出ている。
【お答えします】エボラ出血熱、日本で発生したらどうなる?
その他、関連情報や朝日新聞記事のリンクなども掲載され、読者の「もっと知りたい」というニーズに応えられるようになっている。
新聞記者が取材してきた、というのは、ポイント高いと思う。ヤフー知恵袋なんかよりは信頼できるし。こういうことは、まさに新聞社しかできないことだよね。
ふむふむ。
Topにある記事を見ても、面白そうなトピックが並んでる。TwitterなどSNSの情報をもとに起こした記事もあるけど、いま評判の悪いバズサイトのように内容やリンク先のコピペではなく、記者による記事内容の検証などもあわせて掲載され、より信頼性を高めよう=ニュースの価値を高めようともしている。
ゴミの山のような「ネット情報」の中から、これは、と思えるものを見つけてきて、ホコリをはたいたり、きれいにしたりして「見れる」「読める」ようにするには、リソースや情報、パワーのあるマスコミの得意技なわけで。
なるほど。
やればできるじゃん! 朝日新聞!!
(でもいまとってる新聞は、来月満期なので解約しちゃうけど)
※画像はhttp://withnews.jp/aboutより

まだまだ信頼できないよね。

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この一件で僕が知りたいのは、慰安婦問題や吉田調書報道などが、
■どんな状況で、報道されてしまったのか? = プロセス論よりも、
■なぜ、それらの記事が生まれてしまったのか? = 編集方針論、の方だ。
なのに朝日新聞は、一連の誤報問題の解決に「信頼回復と再生のための委員会」なるものを作り、読者から意見を聞いたり、外部から識者を呼び検証を行ったり、社内制度の構築のし直しなどをしている。
そればっかりで、編集方針については、触れる気配すらない(読者の声には、見かけられるんだけど)。今日、出ていた記事も同様だ。
新聞に限らず、雑誌や書籍などは、すべて「編集方針」のもとに作成される。
黒い色の魅力を紹介するという「編集方針」のもとに作成される記事だったら、たとえ対象物が白くても、陰影など「黒」の部分をとらえ、「白い中にも黒が宿っている」などと書くものだ。それが編集という作業だ。
朝日新聞という大きなメディアが、なぜあんなに大きな「誤報」を垂れ流してしまったのか。その根本の問題点は、編集方針にあるはずだ。
それら「誤報記事」は、どのような編集方針に基づき作成されたのか。その編集方針によって、同新聞はどんなことを世間に主張したかったのか。
こうした指摘や検証は、これまでの同新聞の記事を見る限り、ない。
編集方針を見直さない限り、いくら社内改革しても、同じような記事はまた垂れ流される。きっと。
それが僕がとても残念だと思ってることだし、この新聞とその記事はまだまだ信頼できないと思ってる最大の理由。

いまさら辞めるって言われても、ねぇ。

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よそのおじさん(第三者機関)に「お前のやったことは間違い」だって言われたので、このまえ記事を取り消したことは間違ってなくて正しかったので、これまでの間違いを正す意味で辞めます、っていう感じ?
もうちょっと自分で判断できないのかな。報道機関でしょ。事実をどうやって判断して記事にしてるの?
それより、「どうしてあんな記事にしちゃったのか」「何が目的だったの」「誰をどんなふうに誘導したかったのか」という僕の根源的な疑問がいまだにあるんだけど、僕が紙面を読んだところ、それを自己反省する記事とか、これからしますよとかいう発言はどこにも見当たらなくて。これは原発と慰安婦、ふたつの記事に関して、どちらもですね。
そういう意味で全然、「読者の声」に応えてないんですが > 朝日新聞さま。
契約の関係で講読は来年の1月まで。それまでに進展はあるんだろうか。
それ以降、紙面でこの顛末を終えなくなるのが、いちばんのザンネン?

残念な思い出

朝日新聞から、以前、取材を受けたことがあります。

自分が抱えている住宅ローンの制度で不満があり、そのはけ口が見当たらなかったので、朝日新聞のWebページに書き込みました。いまは窓口は見つけられないのですが、当時、朝日新聞では読者の意見や感想をWebページから受け付けていました。

それがたまたま投書欄の担当の目に止まったのでしょう。まず、投書欄に掲載されました。それを読んだ記者さんから電話があり、ちょうどまとめている記事の内容に合っているので取材させてもらえないか、と申し出がありました。

新宿西口、いまカメラや家電の店が乱立しているあたりで記者さんと会いました。「それほど取材費がないので」と、安い焼き鳥のお店で取材費の範囲内でちびちびと呑みながら話したのを憶えています。

記者さんは、終始まじめに僕の話に耳を傾けてくれました。主にメモを取っていたので、お酒に手を伸ばすことはあまりありませんでした。住宅ローンについて、自分はどこに問題があると思っているか。それから高じて家を持つということや自分の家族のことも話したと思います。

だいたい話し終えたころ、「住宅ローンの問題はあるけど、お話を聞いていたら僕も自分の家が欲しくなっちゃった」と笑いながら言っていたことが記憶に残っています。悪い人ではありませんでした。仕事に熱心で、取材対象の僕にマジメで。多くの人が持つような感情やモラルを持っている、共感できる人でした。

その後、編集担当の方から原稿が送られてきて、確認をしてひとつふたつ、修正のお願いをしました。電話で何度か話しましたが、その編集の方もていねいな対応で、僕の要望にひとつひとつ答えてくれました。トップ企業らしい、誠実で真摯な仕事ぶりでした。

昨日、朝日新聞から、昨今の不手際をわびる折り込みが入っていました。折り込みを見て、もう何年も前のことになりますが、取材を受けたときのことを思い出したのです。

あのときの記者さんや編集の方はあれほど真面目で熱心だったのに、と、いまさらながら残念な思いを感じたのでした。