時代遅れのテレ朝「報道ステーション」。痛々しかったな。

いまさっきまで、テレ朝の報道ステーションを見てた。

そしてチャンネルを回した。だって、役に立たなかったから。

実は、この番組の1月26日放送分の内容がひどかったらしい。

以下、「イスラム国を「利用」して安倍批判をするな! 」からの引用
当該放送では、例のイスラム国を名乗るテロ集団の犯罪行為を扱っていたのだが、ひどかったのは古賀茂明というコメンテーターの見解と言葉だ。耳を疑う言葉が連発され、あまりにも度が過ぎていたためちょっと途中から突っ込み待ちのボケかと疑ったほどだった。 「人質がとられていることは去年から分かっていた」 「それを知りながら安倍首相はイスラム国と敵対する国々に支援金を出した」 「その上応援のスピーチまでした」 「安倍首相はイスラム国を空爆する国々に仲間入りしたかったのではないか?」 何を言い始めてるんだ?
そもそもこんなこと、今言うことなのか?
(引用以上)

なので、今日27日、番組を見てみた。怖い物見たさ(笑)?

で、以下、内容で気付いた点。

◎安倍首相が米英と歩調を合わせるように「ISIL」と言っていたことを強調。

◎例の2人がすでに11月の段階で人質になっていたことが政府はすでに把握していて、対策室を設けていたことを報道。

◎その上で、「政府は分かっていたが、その一方でISIL対策で支援を表明した」と総括するように言っていた。

◎26日の放送で批判していたようなことは、古賀さんは言わなかった。 その反面、「ISILはなぜ発生したのか」というミニ特集を放映。

◎イラクやヨルダン周辺の国境は欧米列強が決めた(サイクス・ピコ協約)。

◎それに対するアラブ諸国の反感は根強い。

◎シリア内戦を機に、間隙を縫うようにしてISILが国土を拡大した。

◎その際、シリア内戦を支援する国の資金を巧みに利用した。

◎国内は意外に近代的で、ポリオワクチンの接種なども行っている(このあたりは専門家のインタビューとともに)

だいたい、そんな内容だったと思う。録画はしてなかった。

米欧の首脳や安倍首相が「ISIL」と言っていたのに対し、番組出演者は古舘さんも古賀さんも「イスラム国」と言っていたのが印象的。

 「もちろん、イスラム国のやってることは残虐で許せないけど」といった旨の前置きとともに古舘さんと古賀さんが次のような内容を発言(録画してないので記憶で記述)。

「どんなことも視点を変えると、違ったことが見えてくる。イスラム国にも同じことが言えるんじゃないか」

「みなさんもこの機会に、違った見方をしてみてはどうですか」

ここから僕の感想ですが、

「イスラム国」って言い通すだなんて、「俺たちはあいつら(主に安倍首相のこと)とは違うからな」と主張したい、何とかして一線を画す言説を醸したいのか。

ISILの解説映像も、あの集団を肯定しているようにも見えたし。

何といっても、ISILの出現は欧米列国の帝国主義が原因、としか見えない映像の作りは異様。

この一大事のときに、なんて幼稚でひとりよがりな報道姿勢なんだろ。 そして一番カチンと来たのが「違った見方を〜」のもの言い。

俺たちだけが本筋を捉えている。それをお前らに教えてやる。といった姿勢。

なんという上から目線!!

これは朝日新聞の慰安婦報道などにも通じる姿勢。

古舘さんの、しかつめらしい顔が、嫌悪と反感に拍車をかける。

違うんだけどね。 時代も、情報に対するニーズも変わったんだけどね。

昔みたいな一般大衆は情弱、みたいな時代はとっくに過ぎて、 情報なんかネットでいろいろ当たれるし、SNSで本人に直接聞いたりもできる。

なので、僕がいま欲しいのは、正確な情報。豊富な情報。

いろいろ見て、読んで、自分で判断したい。

別に上から目線でイデオロギーで汚れた誰かさんにご教授いただかなくてもいいよ。

そういう、時代の変化を知らない、あるいは見て見ぬふりをしているかのようなこの番組の作り方が、とても痛々しかった。

ちょうど朝日新聞もやめることだし、もうこの番組も見ないと思う。

※報ステの画像を探すのも面倒なので、今回は画像なし!

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