ヒステリック・ジャーナリズム

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「噴火に備える登山」みたいなテレビ番組の小ネタよく見るようになったけど。

どの番組も噴火とかその対策とかばっかりクローズアップしてるけど、時節柄仕方ないとは思いつつも、そんなのレアケース。

それより、雨が降れば地すべりや川の増水があるし、落雷、雹、突風、さらに滑落とかも。ふもとは雨でも登ると雪になったり、それが積もるとただでさえ厳しい山道がもっと歩きにくくなって体力がどんどん失われて最悪、身動きが取れなくなる。天気なんて毎日、刻々と変わるし。暑くなったり、寒くなったり。

そうこうするうち日が沈んじゃうと、真っ暗になって方向が分からなくなるし、クマとかの出没も!

要は、山って危ないんだよ。だから、いろんな危険を全体的に考慮して、少しでも安全に、っていうなら分かるけど、「火山弾を避けるにはヘルメットが有効。最近は折りたたみ式もある」って、レポーターからマジ顔で教えてもらってもねぇ。視点が偏りすぎ。

何かあるとすぐに対策などの情報を出すようになったのはいいけど、ヒステリックな感じで情報に深みというかありがたみがない。この手の安全とか安心とかいう話題は特に。最近でいうと、デング熱とか、インフルエンザとか、ちょっと前だと放射能とか。ぜんぶそんな感じ。

※写真は御嶽山噴火、1週間前に登った那須・茶臼岳。山頂付近からは、水蒸気がつねに噴出していた。

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