バブルよ来い?

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バブルの頃は、さ。
小さな会社を経営してる兄が、口ぐせのように言う。その後に続いて、あのとき、いかに金回りが良かったか。それで自分の会社や事業がいかに繁盛したか。それに比べていまは・・・
みたいな話が続くわけだ。
でも、さ。
あれから何年経ってるんだよ。もういい加減にしようよ。死んだ子の歳を数えるようなことはやめて、次のことを始めないとダメなんじゃないの? 
って僕が言うと、兄は黙る。不満そうに。
しかも。
生まれて気がついたら不景気で、その空気の中で育った。そんなポストバブル世代が、社会の中心になってきているし。
バブルは一瞬の夢。いまの状況が現実。
という認識が本筋だと思うんだけど。なので、「ずっと不景気が続く」「失われた○十年」という言い方がよくされるけど、僕は全然違うと思う。
バブル後の成長軌道をどうするか。だよねぇ?
で、「アベノミクス解散」。
インフレ再興、景気回復を叫ぶ安倍さんを見ていると、「もう一回バブルを!」って言ってる。そんなふうに思っちゃうんだよね。
あの狂乱を知ってる世代だったら、「そう、その通り!」って人がいるとは思うけど、
お弁当男子とかにそんなこと言っても、「ソレで幸せになれるの?」とか言われちゃうんじゃないかな。
抱いてる夢が世代でかなり違ってきてるのに、政治は旧態依然のカビの生えたような夢を見せようとしている。
そんな気がするんだ、今回の選挙。
※画像はhttp://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14120361189より

上を向いて、見よう!

ノーベル賞受賞のニュースの翌日は、皆既月食でした。

月食は7時半頃がピークだというのに、ちょうどその頃、クライアント先で打ち合わせ。見られないな、とあきらめてクライアントのもとに行ったら、みんなベランダに出て夜空を見上げているではないですか。
クライアントといっても動物病院。診療が終わって、後片付けもすんで、ほっとひと息。そんなひとときに、まさにうってつけの天体ショーだったわけです。
おかげで僕も、月の光がゆっくりと失われ、赤い星に変容していくさまを眺めることができました。

そういえば、ここに向かう途中、上を向いて空を眺めている人をたくさん見かけました。クライアントに向かう駅で、さらに帰りに通った別の駅でも月食はまだ続いていて、スマホで撮影したり、カップル通し肩を寄せ合ったりしながら、付きの様子をひととき、眺めていました。そんな人たちを後ろから見ながら、「上を向いて歩こう ♪」なんて唄も思い出したり。

ノーベル賞の話題に続いて、なんだかほっとする月の光。昨日から今日にかけてちょっと良いことが続いて、気分もなんだか明るくなりました。
もうすぐ年末、これからもっと、上向きなことが増えてくれるといいな、とも思ったり。