スーパーカー世代、ふたたび?

「最近、増えてますよ、お子さんと一緒に来店されるお客様」

そんなことを、僕がお付き合いしているクルマのディーラーのセールスが言ってました。

聞けば、1970年代のスーパーカーブームを過ごして、結婚したお父さんの子どもが、いまどんどん免許年齢まで育ってきているのだそう。

クルマ好きの親に育った子どもは、やっぱり、クルマ好きに育つらしいです。よその家庭よりクルマに接する機会が多かったり、親の友人にクルマ好きが多かったり。そんな環境で育つと、やっぱりクルマ好きになっていくような気がします。
ま、全員が全員、というわけではないでしょうけれども。

昨日のユーミンや中島みゆきと同じように、そうやって、文化というか市場が継承されている、と思いました。
人口比率の表で、団塊の世代にひと山盛り上がりがあって、その次、団塊ジュニアの世代に盛り上がりが見られるように、波のうねりのようになって、時代を流れていく。そんな感じ?

若い人のクルマ離れが言われて久しいですが、それでも最近、トヨタやスバルからスポーツタイプのクルマが売り出されたり、その他のメーカーでもスポーツタイプの売れ行きが好調らしいです。

もしかしたらお金のない子どもの代わりに、スーパーカー世代の親が買って、その子どもと一緒に楽しんでいるのかもしれません。

※画像はhttp://www.lamborghini.com/jp/傑作/countach/#!slide/3935から頂きました。

ひとつ、とばし?

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「右に競馬場、左にビール工場って唄ってる、あのあたりです。」

どこにお住まいですか、と聞かれてよくこんな返事をしています。言わずと知れた、松任谷由実の「中央フリーウェイ」の一節。実際には、僕の家は中央自動車道よりは少し離れているけど、都心からの距離感はあんな感じです。

ツカミは抜群、ああ、あの辺ですか、って会話が成り立っていました。・・・ちょっと前までは。

この前、「どこですか、そこ?」と怪訝な顔をされてしまいました。相手は、アラサーと思える初対面の方でした。

聞けば、ユーミンはの曲はあまり聞いたことがない。なんだかおばさんの歌手というイメージなのだそうで。もっぱらミスチルとか、B’zとか、そのへんを聞いているそうです。

なるほどなるほど。ああ、こうして時代が動いていくんだなぁ、と思ってしまいました。少し大げさだけど。

ユーミンといえば、サザンなどと並んで、僕らの世代にとっては必修科目ようなもの。時代が流れて、次の世代のアーティストが文化というかマーケットの中心にきた感じです。

僕らの世代が、石原裕次郎や美空ひばりをちょっと前の人と思っている、それと同じことが繰り返されているわけです。

でも、ですね。

うちの子どもたちは、ユーミンを唄います。中島みゆきとか、スピッツとか、ビートルズも。親の僕たちがよく聞いていたせいで、子どもたちに“伝染”していったのですね。中島みゆきなどは、親子でライブに行ったりもしています。

競馬場とビール工場のくだりも、世代をひとつ飛ばして、僕らの子どもたちの世代に受け継がれていくのでしょうか?