日本っぽいアプローチで、キャッシュレスが進んでいるな、と実感した大型連休。

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「けっこう使えるじゃん、au WALLET」
この連休の収穫といえば、これか、と。

実はこの連休、現金をあまり使わなかったのです。
かといって、ケチってどこにも出かけなかったわけではなく、何も買わなかったわけでもなく。
買ったり支払ったりする際キャッシュを使うことが少なかった。という言い方が正しいかな。

5月3日は友人とクルマで千葉の袖ケ浦へ。
4日、5日は、家族で二子多摩川に行ったり、普段行けない「旧古河庭園」などを見て回ったり。
その間、ランチしたり、買い物したり、クルマにガソリンを入れたり、いわゆる消費行動をいろいろやったわけだけど。

お店でのちょっとした買い物やコンビニの支払いにはプリペイドの「au WALLET」を、
電車の移動や自動販売機では「Suica」を、
ガソリンはシェルの決済サービス「Easy Pay」、
高速道路の料金支払いは「ETC」、
その他、服などちょっとした買い物はクレジットカードを、
それぞれを利用したわけ。

その結果、連休前に2万円、ATMから引き出して財布に入れておいた現金は、連休が明けた7日現在、まだ5千円とちょっと残っている。
子どもが友だちだけで遊びに出かけるので、3千円を手渡したりしたので、実質、キャッシュで使った額は1万2千円程度、ということに。

その現金は何に使ったかというと、
旧古河庭園の入場料(300円/2人)、建物見学料(1600円/2人)、Suicaの使えない郊外の自販機での飲料購入(120〜150円)、郊外ドライブインの飲食支払い(カード自体がまったく使えない)、といった感じ。

まだまだ現金が必要なシーンはあるけれど、約1週間続いた休暇中、外出先でもかなりカードが使える、つまりキャッシュレスで過ごせることが分かった。

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特に、au WALLETはかなり使えると思った。
このカードはポストペイ、つまり後払いではなくSuicaなどと同様の、カード内に登録された金額分を使用するプリペイドカードであること。
で、Suicaが非接触のRFID(FeliCa)でデータのやり取りをするのに対して、au WALLETは一般的な磁気読み込み式であること。
また、プリペイドの支払いはauの通信料と合わせて支払うことになっている。

au WALLET、もう一つの特徴はサインレスで使えることで、対応したコンビニなどではサクッと手軽に利用できる。
でも、サインレスで使えるのはごく限られた提携店舗のみ。その他の店舗では通常のクレジットカード同様にサインが必要となる。この“ひと手間”がイヤでなければ、使える店舗が格段に増える。

実際、この連休中、僕の行動エリアの中でサインレスで使えたのはセブンイレブンやファミリーマートなどのコンビニのみ。
その他の、ドンキホーテや二子多摩川のライズといったショッピングセンター、ランチで入ったお店などではサインが必要だった。
けれども、クレジットカードが使える店なら使えるし、どの店もイヤな顔をしないで普通に対応してくれた。

またau WALLETはプリペイドなので、最初にいくらかの金額をチャージしておく必要があるが、Suicaなどと同様になくなると自動的にチャージすることができる。

財布の中に、ある一定の金額を入れておくことができる、というイメージ。
チャージしたらその場でショートメールで通知が来るので、「お金を使っている」という実感もある。なので使いすぎにはちょっと気を使う。現金ほどではないけれど(笑)。

僕の場合、1回のチャージ金額を5千円に設定している。この連休中に2回お知らせが来て、都合1万円を引き出したことになってる。
で、au WALLETのカード内に現在、3,233円残っているので、7千円弱の支払いを、このカードですませたことになる。
こんな風に、支払い状況なども、auのスマホ(僕のはiPhone)と専用アプリを使えばすぐに確認できる。

SuicaだとRFID(FeliCa)を使ってるので使用状況の確認は専用のリーダーがないとできないのだけれど(Suicaのサイトでもできるかも知れない、要確認)、その点、au WALLETの方が気軽に使える感じ。
さらに店舗サイドでも、Suicaは専用の端末を導入しなければならないのに対して、au WALLETなら通常のクレジットカード端末があれば対応できる。
既存の店舗インフラが流用できるわけだ。個人商店などならともかく、チェーン店やフランチャイズだったら、この差は大きいと思う。

ケータイの電波と端末、そして既存のクレジットカードのインフラ、そしてプリペイドという新しいサービススタイル。
それらの新しい組み合わせで、キャッシュレスの新しい環境が整ってきた、ともいえそう。

キャッシュレスの暮らしって、日本はなかなか進んでいない、欧米は当たり前なのに。
なんてことがよくいわれていたけれど、日本は独自のやり方でキャッシュレスが進んでいるんだなぁ、といまさらながら実感した連休でした。

※画像はhttp://www.gizmodo.jp/2014/05/au_wallet_1.htmlより

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