今日は、反省の日です。

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昨日、「クルマ離れ」について書いたら、まるでそれを読んだかのように(ソレはない!)、次のような記事がアップされていました。

“クルマ離れ”“内向き志向”…若者をめぐる言説はどこまで本当か?~ニッセイ基礎研究所准主任研究員・久我尚子氏インタビュー~

詳しい内容は記事を読んでもらうとして、僕はこの「ナントカ離れ」のニュースを見るにつけ、次のようなことを感じていました。

◎従来の「アタリマエ」が、そうじゃなくなっちゃった。ということじゃないの? “社会人になったらクルマ”みたいなをアタリマエ論は、右肩上がりの時代ならでは、だったと思います。

◎じゃ、「離れ」ていった人たちは、どこに行ったの? 少なくなったとは言え若い人はいなくなったわけじゃないです。クルマとかCDとかお酒とかから離れていった人は、どこに行っちゃったの、という論議がなかなか出てこないように思います。

知人でアイドルヲタがいます。彼なんか、ライブの“現場”にほぼ毎日出かけていって、それなりの金額のグッズをしこたま買い込んできます。お金がないわけでも、内向きなワケでもありません。

また、アニメの主題歌(アニソン)なども売れています。「ものすごい売れているのに、ランキングに出なくて悔しい」と、少し前、僕の子供が怒っていました。業界では、アニソンは市場を構成する商品とは見なされず、恣意的に外されているようです。見ないフリをされている?  同じCDなのにね(いまは変わったかもしれません)。

マスコミも、僕たちおとなも、これまでのワク組みとか習慣とかにこだわるあまり、現実というか「いま起こっていること」を見ずに「○○離れ」「××離れ」などと嘆いてばかりのような気がします。

そりゃ、いままで通りのビジネスの環境やスキームで、いままで通りかそれよりちょっと多く売れてくれるのがいちばんハッピーなのかもしれませんが、そうはいかないでしょう。

何が変わって、自分はどこを変えないといけないのか、しっかり見て判断して、動く。それが大切か、と。

敗戦の日の今日は、自戒を込めて書きました。