土曜日は、恒例の「忘年ハイク」。
ハイクとかトレッキングとか、最近の流行りに聞こえるけど、どっちかというと、酒とかつまみをしこたま背負って山に登って、頂上で消費してくるおっさんたちの会、というのが正解。
参加者もだんだんトシとって高い山に登るのが難儀になってきた(だったら背負っていく酒とか料理を減らせば良いんだが:笑)という理由と、「火山活動の激しそうな山は禁止」というメンバー各自の家人の厳命から、鎌倉にある大平山という建長寺の裏庭的な山へ。こんなところにも、御嶽山の影響が。
で、そのメインディッシュ、去年は牛肉のビール煮が、ウマーでした。
そして今年は、シカー!?
メンバーの一人が「猟師」を始めたのがきっかけで、鹿肉のワイン煮が今年のメインディッシュに。ジビエといえば聞こえは良いけど、、、
鹿は、先日のエントリでも書いたとおり、山里でも珍しくない動物。とくに猟師を始めたそのメンバーがよく行く奈良では、鹿が増えすぎて困っている。
そこらじゅうの樹木の皮を食べ尽くしてしまうので、樹が弱り枯れて、山全体に悪影響をおよぼしているんだそうだ。もちろん、畑の作物を食べ荒らしてしまうし。
保護が進んだ → けど、増えすぎてしまった → だけど駆除する方向に戻れない
というところで行政がウロウロしている間にどんどん増えてしまっている、そんな感じらしい。
これまで、昼間しか猟銃は使用できなかった(知らなかった)のが、夜間でも許可されるらしいけど、焼け石に水だろう、と。
「一度、方向が決まったら、なかなか修正が効かないよなぁ、日本って」
「そうそう、鹿を殺したらかわいそう、っていうひとが多いけど」
「でも、村の人は困っとるで、実際」
「別に、村の人が増やしたくて増えたわけじゃないんでしょ?」
などとみんなで話しながら、鹿肉をいただきました。
獲ってきた彼は「これで成仏させられた」と言ってました。
味というか、噛みしめた感じは、ちょっとぼそぼそだった。