モンペ、って言うんだそうだ。モンスター・ペアレントのこと。とすると、
モンスター・カスタマーは、モンカス、
モンスター・クレーマーは、モンクレ(?)
いずれにしても、良い語感じゃないね(笑)。
この記事によると、モンクレの裁判で「誠意ってお金のことですわ」って発言があったらしいし。200万くらいはぼったくれる、と思ってたらしい。どうしたらそんな風に思えるのか。
さらに日経にこんな記事も。
日本のビジネスは昔から「お客様は神様」と崇めてその要求にとことん応えることを王道にしてきたけど、それが行きすぎて、モンペ、モンカス、モンクレみたいな人まで育てちゃったか、と。
親が過保護すぎて、わがまま放題のバカガキを育てちゃった、みたいな。
ちなみに、ロボット掃除機のルンバが売れてて、なんで日本の家電メーカーは追随しないんだろう? と思っていたら「神棚のろうそくを倒して火事にでもなったら」という理由で、発売が見送られていたらしい。
そんなんじゃ、「革命的な新商品」なんて絶対に売り出せないよね。
ビジネスって、「価値」のやり取りだ。
企業は、価値のあるものをつくったり、サービスとして提供したりする。
その価値を認めた顧客が、お金という社会的な価値と交換に商品やサービスを取得し、利用する。
そういう、ビジネスの基本に立ち戻った方がいいんじゃないか。
いままで、価値を必要以上に持たせようとして顧客にすり寄りすぎてなかったか?
そもそも、その商品やビジネス自体に、価値が備わっていたのか。
それは、顧客が本当に必要としてきた価値なのか。
自分の仕事でも、そんな基本的なことをきちんと見つめ直した方がいいんじゃないか。と思ったわけで。
モンカスとかモンクレに、土下座を強要されないようにするためにも(笑)。