僕の仕事は、大失格!?

従業員を「働かせすぎ」だとして、外食チェーンが先月から問題になっています。

でも、広告業界って、昔からもっとすごい(笑)。以前の職場では、「家に帰るのは1週間に1度」「月曜日には着替えを持って出社」とかいう話は当たり前でした。僕はそこまでひどくなかったけど。

ま、夜遅くに食事と称して近くのお店に飲みに行ったり、そのまま会社に泊まっちゃったり、ということがなくはなかったですが(笑)。

ただ、デザイナーさんをはじめ、制作に携わる人たちの、そうした献身的な働きによって、広告やパンフレットは出来上がってきていたわけなのです。

僕たち作る方も、良い仕事ができれば、その満足感で徹夜などの疲れは吹っ飛んでました。(今は昔ほど若くなくなったので、その限りではないですが:苦笑)。

いま、「ワーク・ライフ・バランス:WLB」というコトバをよく聞くようになりました。その意味は、

「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる」

と、ウィキペディアにはあります。クライアントさんでも、人事部などが率先して取り組んでいる企業が増えました。

要は、「仕事人間」ではなく、家庭人として、地域社会の一員として、きちんとバランスの取れた人生を過ごしなさいね、ということなのでしょう。

その観点からすると、僕のこれまでの働き方は、大失格ですね(笑)。

だけど、僕らの仕事は時間が読めない。これだけ時間があればこれだけ作れる、といったわけでもなく、また時間をかければかけるほどイイものに仕上がっていったりするわけで。

こういう仕事を毎日の生活と「バランス」させることを考えなさい、といわれてもなぁ、と反発する気持ちがないわけではありません。

※トップ画像、牛丼と言えば紅しょうがではないでしょうか(笑)