日本の過疎化を実感!?

「やっぱり、クルマがないと不便だねぇ」

浜松帰省のときのこと、親族一同で出かけることになって。でもクルマと運転手が足りないことが分かり、じゃバスかな、と調べ始めました。

インターネットで調べると、バスは1日に5便しかなくほとんど使えない。じゃ、本数の多いバスと鉄道を乗り継いで目的地まではタクシーで、となると交通費が異様にかかる。交通費だけでちょっと豪華なランチがが食べられるようなお値段。どうしましょう? と言いながら出てきたコトバが冒頭のひとことでした。

浜松といえば、中部地方の中核都市。80万の人口を持つ政令指定都市です。その浜松で、公共交通機関はこの状態ですから。

まぁ、ホンダとスズキの発祥の地ですし、クルマの普及が進んでいると言えばそうなのですが。

なので、地方に行けば、クルマがないともっと不便なんだろう。そもそも、クルマがないと生活が成り立たないんだろう、と思ったわけです。

大げさにいうと、日本の過疎化を実感した日!?

新東名の、新秩序。

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休暇の帰省で、浜松に来ています。

今年、圏央道と中央道がつながったので、僕が住んでいる府中からはとても行きやすくなりました。これまで1時間程度かけて東名川崎インターに出ていたのですが、それが調布インターまで10分程度走ればよくなりました。

また、休日の東名高速は、海老名あたりまで混んでいることがよくあるのですが、その混雑にも巻き込まれずにすむようになるはずです。実際、今回は巻き込まれることはありませんでした。

御殿場の先からは、新東名に入ります。新しくて広くて路面が良いので、“旧東名”よりも速いペースで流れています。BMWやポルシェといった欧州車が、キリッと速いスピードで追い越し車線を通り過ぎていったりします。そういう雰囲気を察してか、速いクルマが後ろから来ると、追い越し車線にいたクルマもサッと道を譲ります。ちょっとした緊張感が漂っているような気がします。

昔々、イタリアのアウトストラーダ(高速道路)を走ったことがあったのですが、あのときのような雰囲気。速く走りたい、急ぐクルマが最優先。ゆっくり走りたい人もそれなりのスピードで走っていいけど、急ぐ人をジャマしない。

これまで日本の高速道路というと、それなりのスピードで、走行車線が空いているのに追い越し車線をだらだらと走るクルマがいたり。高速道路とはいえちょっとゆるい雰囲気で、信号機がなくてちょっと速めに走れる有料道路」という感じ。

新東名ができたことで、なんというか、無言のヒエラルキーというか、優先順位の意識が走る人にできているように思います。自動車交通の新しい秩序ができつつある、というのは言いすぎでしょうか。

新東名では、そんなちょっと新しい光景を見ることができます。ウェブサイトを見ると、「新東名」のロゴはちょっとレトロ調なんですけどね(それはそれでカッコいいんですけど)。

※画像はhttp://www.c-nexco.co.jp/shintomei/より

日本語って、ヤバい!

「ヤバい、っていうのは、どっちなんでしょうねぇ」

あるソフトウェアの取材でのこと。編集担当と話していました。そのソフトウェアは、テキストを読み取り、よく使われる言葉などをデータ化するもの。

「ヤバい」は最近、「すごい」「上手い」「おいしい」といった意味もあるので、例えば若い人のインタビューや記事などを解析したときに、すごくネガティブな評価になっちゃうんじゃないの? などと、その担当者の人と無責任な雑談をしてました。

メーカーの方に聞いたところ、最新のソフトウェアでも的確な判断は難しいので、人間が判断できるよう別に抽出している、とのこと。その他に「判断が甘い」「お菓子が甘い」など、いろいろあるんだそうで。

なるほど! 日本語って難しい!!

そういえば先日、友だちと街を歩いていて、

「そこのイタ車があるところ、あそこに店があるんだ」

「えっ? ないですよ・・・」

「君が思ってるのって、“痛車”じゃない?」

「ええっ?? 痛車のほかに、痛車って、あるんですか?」

おいおい (^_^;)  世の中は、もうそこまで行っちゃってるのか!?

※画像は、iPhone版アプリ「スーパー大辞林 3.0/大辞林ビューア」より

スマホの大事な「価値」って?

家族4人、iPhoneにしました。

奥さんはアンドロイドから、子ども一人はガラケーから、それぞれ機種変。僕ともう一人の子どもは3年以上前からのiPhoneユーザーです。

アンドロイドは、最初は普通に使えて良かったのですが、1年過ぎる頃から電池がみるみる弱り始め、最近は1時間ももたないといった状況。また電話をかけるにも、操作をしてから3分くらいかかってからようやく相手を呼び出す、といったありさまでした。

聞くところによる、最近のアンドロイドも改良されて良くなったみたいですが、家族のうち2人がなにごともなく普通に使えてるのをみて、残りの2人もiPhoneに、ということになりました。

そのスマホですが、画面が大きい、ムービーなどデータの処理能力も高い、といったハードウェア的な特徴はたくさんありますが、いちばんのメリットは、パソコンと同じ利用環境がそのまま持ち歩ける、ということだと僕は理解しています。

メールやクラウドの情報、ふだん使っているWebサービスなど、いつもパソコンで閲覧したり利用したりしている情報やサービスが、そのままシームレスに持ち歩けて参照できる。

僕の場合、パソコンで入力したカレンダーの予定、住所録などのデータがスマホでもそのまま確認したり。外出先で空き時間に見たウェブサイトをブックマークしておき、事務所に帰ってからパソコンの大きな画面であらためて確認したり。

パソコンとモバイル機器の間でいちいち必要だった情報のやり取りがなくなって、まさに「壁」がなくなった感じ。ものすごい便利なんです。

スマホを使う意味はまさにここにある、と思うのですが、マスコミの報道などを見ると、まだそこまでいってない感じ。

新機種のニュースを見るたびに、やれ画面の大きさがどうだ、とか、CPUがこれだけ速くなった、とか、従来のガラケーの評価フォーマットから抜け出せていない感じ。

パソコンなどと連携して使うことを考えると、電波の受発信性能とか、思った通りに操作できるかとか、バッテリーの持ちとか、充電のスピードとか、そういうベーシックな機能が大事。

その点、僕が知る限りではまだまだiPhoneの方が使いやすいように思っています。

やっぱり、楽しいCM、だな

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「やっぱりプロミスだな」

このヒトコトを言うためだけのコマーシャル。なんて贅沢なんでしょう。

ま、考えてみれば、社名もサービス内容も、みんなだいたい知ってる。新しいサービスもないし、あえて言うことはないわけです。

ただ、市場環境が変わった。

これまで過払い金だとか、またそれによるイメージの悪化も。加えて、業績悪化で大資本の参加に入ったり。それやこれやで、業界全体的に大きなダメージがありました。

そんなことも一段落、アベノミクスのおかげ(?)で何となく気分も上向いている感じもするし、でもやっぱりお金は足らない、という人も多いんじゃないでしょうか(ウチもそう?)。

そんな上向き気分を反映して、消費者金融のCMも何となく反省ムードから一転して明るいモノになってきていたけれど、その中でもこれは出色。おもしろい!

冒頭のヒトコトを言うためだけのハチャメチャな場面設定(さすがに良く分からないだろうと思ったのか、Webに行くと説明が出てました)。かるーいノリの役柄をやらせたらこの人以外には考えられない、谷原さん。お約束のセーターの肩がけもバッチリ! そしてそのキャスティングを活かした、ちょっとズレたストーリー。全部好きだわー。

明るく楽しい表現で、時代の雰囲気を反映しつつ、あらためてその存在を強く印象づけています。CMも、やっぱりプロミスだな!っていう感じ?

これからどんな展開になるか、楽しみです。CMらしい、楽しい作品が見られるようになってうれしいし。

こういうの、才能がないと作れません。それから予算もね!?

※画像はhttp://www.its-promise.jpから頂きました。

失敗、しっぱい!

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「メモ帳を作りたいんだけど」と、地元のクライアントからオーダーがありまして。

こういうときは、

1.品質や納期がしっかりしたモノ:主に大企業向け

2.価格は安い、だけど品質はそれなり:主に中小の企業やお店、あるいはノベルティ用

の選択肢があるのですが、今回は1を選びました。

クライアントさんがブランディングにこだわっていること、わりと富裕層のお客様に対してビジネスを展開していることを考え、しっかりしたモノじゃないと、という判断です。

加えて、ロゴマークやキーカラーなどオリジナルデザインも前提に。

そうなってくると、値段がどんどんかさんできます。メモパッドとはいえ、それなり、あるいはそれ以上のお値段。

大丈夫かな、という不安が一瞬頭をよぎりました。でも、ブランディングの意義には理解あるクライアントさんなので、これくらいは大丈夫だろう、という価格でお出ししたつもりでした。

「いいんだけど、高すぎるよ!」というお返事。

あちゃー!!

コストだけでなく、その他にも要因はあったのですが、今回はちょっと“目測”を誤った感じです。

ブランディングは大事、だけど、コストも大事。

言い替えると、理想も現実もどちらも大事。そのバランスを上手にとり続けるのが経営というものなのでしょう。

※写真は僕が使ってる手帳。メモ帳じゃないですね (^_^;)

その日本語、まちがってない?

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「“ゆうゆうしい”雄叫びをあげました!」

って、テレビから聞こえてきました。アレッ、聞き間違えたかな。録画だったので巻き戻して確認。でも、アナウンサーはそう言ってる。

それを言うなら“おおしい”でしょ。漢字をそのまま読んじゃった感じだね。

民放のアナウンサーはしっかり教育を受けているせいか、読み間違えや用語のミスなどはあまりみません。また、あったとしても“放送事故”と取り上げられYouTubeなどでおもしろがられたりします。

でも、最近はCSやBS放送が増えたせいか、あまりなじみのないフリーアナウンサーも見るようになって。冒頭のコメントも、スポーツ中継の一コマでした。

Webなんかもっとひどくて、全国紙レベルのニュースサイトでも誤植をみることがあって。まとめサイトやブロガーの記事とかも・・・

「お前はどうなんだ!」っていわれたら・・・ハイ、ちょっとやっちゃったりします(てへぺろ)

これだけメディアの数が増えたら、そりゃ作る方も大変。ミスも増えます。だからといって、ミスってばかりではそのメディアの品位に係わります。ひいてはブランディングにも影響がおよぶことも。

マジメな話、そういう細かいところからキチッと作ることがやっぱり基本なのだ、と思うわけです。

僕の仕事は、大失格!?

従業員を「働かせすぎ」だとして、外食チェーンが先月から問題になっています。

でも、広告業界って、昔からもっとすごい(笑)。以前の職場では、「家に帰るのは1週間に1度」「月曜日には着替えを持って出社」とかいう話は当たり前でした。僕はそこまでひどくなかったけど。

ま、夜遅くに食事と称して近くのお店に飲みに行ったり、そのまま会社に泊まっちゃったり、ということがなくはなかったですが(笑)。

ただ、デザイナーさんをはじめ、制作に携わる人たちの、そうした献身的な働きによって、広告やパンフレットは出来上がってきていたわけなのです。

僕たち作る方も、良い仕事ができれば、その満足感で徹夜などの疲れは吹っ飛んでました。(今は昔ほど若くなくなったので、その限りではないですが:苦笑)。

いま、「ワーク・ライフ・バランス:WLB」というコトバをよく聞くようになりました。その意味は、

「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる」

と、ウィキペディアにはあります。クライアントさんでも、人事部などが率先して取り組んでいる企業が増えました。

要は、「仕事人間」ではなく、家庭人として、地域社会の一員として、きちんとバランスの取れた人生を過ごしなさいね、ということなのでしょう。

その観点からすると、僕のこれまでの働き方は、大失格ですね(笑)。

だけど、僕らの仕事は時間が読めない。これだけ時間があればこれだけ作れる、といったわけでもなく、また時間をかければかけるほどイイものに仕上がっていったりするわけで。

こういう仕事を毎日の生活と「バランス」させることを考えなさい、といわれてもなぁ、と反発する気持ちがないわけではありません。

※トップ画像、牛丼と言えば紅しょうがではないでしょうか(笑)

思い込み?

この写真、夕焼けでしょうか、それとも朝焼け?

気分や状況で、印象は変わります。この写真も起きた直後に見たら朝焼けに見えるのでは?

先日、家内が子どもの保護者会で集まったときのこと、こんなことを切り出したお母さんがいたそうです。

「夏休みのこの一週間、上の子どもも下の子も合宿でいないの。で、あなたは?って、旦那に聞いたのよ」

その質問を聞いたまわりのお母さん方、

「えー!羨ましいな、2人でどこか出かけるつもりなんだ!!」と解釈した奥さんがいたそう。

当人の思惑は逆で、

「あなたも出張とかでいなくならないの? そうしたら私がせいせいできるのに!」

「えー、私はてっきりどこか行くのかって・・・」「ウソ、そんなふうに思うなんて信じられない!」などなど、お母さんたちで喧々諤々あったそうです。

それぞれの家庭の様子、奥さんと旦那さんの関係がうかがえて面白いエピソードでした。

ちなみに、わが家の奥方はどっちだったか? それはナイショ(笑)

※写真は、福島・帝釈山からの朝焼けです。標高2000メールからの夜明けはとってもきれいでした。

話題に乗っちゃうのも、プロモーション!?

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「そこは、GoProでしょ、やっぱり」

と、そのクライアントさんは言います。

ムービーを撮ってYouTubeにアップしましょう。そのために・・・と話していたときのこと。
撮るテーマはさておき、「何で撮るか」という話になったときのことです。
GoProは、いままさに注目されてるアイテム。小型・軽量でどこにでも取り付け、臨場感たっぷりのシーンを撮影できるムービーカメラです。
もともと、サーファーだったGoProの創設者が、自分が波に乗ってるときに見ているシーンをみんなとシェアしたい、という気持ちがこの小型・防水カメラの発端、と聞きます。
そういうプロダクト・ストーリーもあってか、最近「GoProで撮ってYouTubeでシェアする」というムーブメントが“キテ”いるような気がします。
実際、ジョギングや自転車のロードレーサー、バイクや自動車のサーキット走行など、いろいろなシーンで今まで見たことないような臨場感たっぷりのシーンをYouTubeでよく見るようになっています。
もちろん、国産メーカーからも、GoProのフォロワーというべき製品がいろいろ発売されています。カタログをよくよく見ると、GoProより性能や使い勝手が良かったり、便利そうなオプションを用意した製品もあります。
しかし、今回はGoProそのものが持っている話題性に乗ることも、プロモーションの企画のひとつ。「GoProで撮ったんだ、見てみて!」って、みんなに言って振り向いてもらうこと。だから、使うカメラはGoPro以外にありえません。撮像素子の画素が・・・バッテリーの持ち時間が・・・なんて、この際、どうでもいいことです。
僕がそのことをクライアントに伝える前に、当のご本人もすでに分かっていました。さすがだな。すぐに価格.comで調べ初めて、翌日にはFacebookで「届いた!」って言ってました。
気が早いだけでなく、動きも素早いクライアントさんです(笑)